第7話 一瞬の仲直り

次の日の水曜日。

水曜日は朝練がない日だったあゆみんを除く私達6人はは、学校に着いたあと、話し合った。


「あゆみんのことどうしよっか…」


私が聞くと、せいらが言った。


「そもそもあゆみんは自分が怒っている理由教えてくれないよね…」

「確かに、私達はわからなくなってるだけで、あゆみんは自分が何に怒ってるかわかってるかもね」

すると噂をすればと言うようにあゆみんがやってきた。


「ねえ、あゆみん!なんでそんなに怒ってるの?」

あゆみちゃんが前にも聞いたように言った。

「私は、自分たちはやりたいって思って、1年生に教える役をやろうと思ったのに、それにつられて、みんな、じゃあ私もみたいなことが嫌だったの!でももういいよ。今度から当番制にすればいいんでしょ」


「そうだね、そうしよう」


今まで頑固として許さなかったあゆみんとものの数分で仲直りした。


教室に帰る途中、私は言った。

「今までこんな長い時間悩んでいたことが嘘みたいにあっさり終わったね」

「確かに、びっくりした」


こうして、ディズニーまであと2週間という所で仲直りをした。


これが中学人生で一番悩んだ事件だった。

こんなにあっさり終わったが、今でも私たち7人はこの話を笑い話として話したりすることがある。

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