最後の文化祭
冴えないオタク
第1話 文化祭なんていう定番イベントに参加しないなんで勿体無くないか?
時期は3年の11月くらいです。
辻褄を合わせられなかったので、原作とは違う展開になっています。特にキャラの忙しさの問題等
それでもよければ是非楽しんでください。
「文化祭なんていう定番イベントに参加しないなんて勿体なくないか?」
「え~っと、それを倫也くんの口から聞かされるなんて、なんだかなぁ~なんだけど。
大体、作業が押してるのに参加する余裕なんてなくない?」
恵が困惑してるのも無理はない。スケジュールを立てる時、真っ先に文化祭の日に作業の予定を入れた奴の発言じゃないだろって。
「でもさっ、でもさっ、いままでまともに文化祭に参加したことないのにそれを上手く表現なんてできるか?いやできないに決まってる。」
たださ、俺にはどうしても文化祭に参加しなければいけない理由ができてしまったんだっ
「どうせ、ラノベやギャルゲーの文化祭のシーンでも読んだんだよね?」
「えっ、どうしてそれを・・・・・・」
「そこに散らかってる作品達って、むかし倫也くんが私にプレイさせて来たり、貸したりしてくれたものだよね?」
そういえば、そうだった気もする。
「それで、倫也くんが大絶賛してたのが文化祭のシーンだったし、もしかしたらって。まあ、シナリオ遅れてるのに遊んでたことに対して、思うことがない訳ではないんだけど。」
「恵!」
「えっと、何?倫也くん」
「お前意外と話聞いてたんだなぁ!全然興味なさそうだったし、正直なところ適当に聞いてるのかと」
「倫也くんじゃないんだから、しっかり聞いてるに決まってるよ」
「お、おう」
「まあ、参加するとしてスケジュールを考えよう、倫也くん」
「えっ、良いのか?」
「大体、今までだってメインヒロインって免罪符で色々させられて来たし、今更だよ。」
「じゃあ、氷堂さんとプロデューサー以外は文化祭に参加するって事で良いよね?」
「おう、あっでも美智留達はライブ出るだろうし何だかんだ全員用事が出来そうだな。」
「じゃあとりあえず連絡しておくね」
「絶対伊織にも連絡しろよ」
「やだなぁ、報告、連絡、相談してるに決まってるじゃない。」
とまあ闇が見えた気もしないでもないけど、なんだかんだで俺達blessing software の文化祭参加が決定した。
あとで絶対地獄を見ることになるだろうけど、この文化祭で得た経験が作品をよくするって信じて...
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