第102話 しわしわネーム

あいつの名前はちょっと目立つ。

今でいう、キラキラネームだ。


旦那さんの名前、なんて読むんですか?

とか言われるぐらいのキラキラ。


今の時代ならそう珍しくは無いだろうけど、昭和のドリフターズで育った私達の子供の頃には、アイツにとって名前はコンプレックスであったらしい。


時代の変化とともに、、かわいいやダサいが変わって行くのは仕方ないと思う。

今は、どちらかといえば、素敵な名前に入るらしい。


逆に。私の名前はクラスに2、3人はいるような平凡な名前だ。

親戚にだって3人いる。


そんな私の昭和レトロな名前を

あいつが「おばあちゃんと同じ名前〜 って言われる名前だよね」と笑う。


「だからなんだよ」

「しわしわネームって言うんだって〜」





(눈‸눈)「あっそ、」


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