第49話
濃い。
一日が濃い。
次はなんだ・・・
あっ、体育か・・・
何をするんだろう?
「よっちゃん」
「あっ、鈴奈先生」
「もう、面倒くさいから、授業中も名前でいいよ」
コロコロ変わるな。
「じゃあ、授業始めるよ」
「やだ、休みたい」
「だめ、行くの」
手を引っ張られる。
「今日は、何をするんですか?」
「何だと思う?」
「かくれんぼ」
「惜しい」
「何ですか?」
「高鬼」
ふたりで、やっても意味がない気が・・・
って、ランニングと変わらない気が・・・
「よっちゃん」
「何?」
「わがままだね」
どっちが・・・
「じゃあ、君のリクエストに応えてあげる」
「リクエスト?」
「うん。なんでもいいよ」
「本当に?」
ここで、意地悪をしてみた。
たまにいいね、神様。
「バミトントン」
「バトミントンね」
つっこんでほしかった。
「はい」
鈴奈先生は、バトミントンの道具を出した。
「用意してたんですか?」
「うん。君の事はなんでもわかる」
あっ、そう・・・
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