ユグドラシルの木の下で
狼煙(アズ)
第1話 冒険者にあこがれて
俺はアルヴ=クレイド。まだ6歳だけど、将来の夢は決まっている。俺は冒険者になるんだ!
「アル~!そろそろ寝るわよ~」
お母さんがそう言って、俺をベッドへ連れて行く。俺はよく「アル」と呼ばれる。ニックネームなのかな?
「はーい!」
ベッドではいつも本を読んでくれる。勿論、冒険譚だ。
◇
この世界の生き物は皆、魔力を持っている。人によって差はあるが、無い者は存在しない。そして、その魔力の源は魔力の泉とも呼ばれる《
◇
俺は午後から魔法の訓練があった為、魔力の消耗により眠たかった所為か、ぐっすりと眠ってしまった。
太陽が昇り始めた頃、俺は目を擦りながら二階から階段で降りる。
「おはよぅ」
「アル、もう8時よ。剣の訓練に遅れるよ」
剣の訓練と言う言葉に反応して目が見開いた。
「やっべぇ!遅刻する!」
急いで着替えて、パンを片手に、剣を腰に下げて家を飛び出した。
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