第36話 ちゃんとデート

 約束していた、遊園地に向かっている。開園時間は9時なのに現在の時刻は8:45分。素晴らしく寝坊した。


 昨日、美穂さんの話をしながら朝の4時まで2人して起きてたんだからしょうがない。


 俺はそれでも6時に起きたのだが、奈緒が全く起きなかった。


「おい!! 奈緒起きろよ! 時間ヤバイぞ。」


「。。。う~ん。 まだ眠いです。」


「遊園地行かないの?」


「はっ!? 何でもっと早く起こしてくれないんですか!?」


「えーーー。 ずっと起こしてたのに。。。」


「何してんですか? 早く行きますよ!!」


「えっ。着替えないでいくの?」


「フフフッ。もう服を着ながら寝てたのです笑」


「そっか。 んで、そのボサボサの髪の毛で行くわけね。」


 あまりにもボサボサでひどい髪型だったので、伝えると大急ぎで洗面所へ走っていく。


「あーーーー!! 」


 何かちょっと抜けてる奈緒が可愛いと思いながら、俺はのんびりコーヒーを飲んでいた。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る