愛句
第15話 巡り会い
豊の秋恙身ながら子を宿す
とよのあきつつがみながらこをやどす
NHKに投稿いたしましたら、
私の気持ちを拾ってくださいました。
よく稲の実った秋に、
病気の身でありながら、
子を宿したことを喜びました。
振り返ればそれも夫との長い道のりでした。
十年以上も吾子に恵まれなかったからです。
そうして大切にした命が育ち、
息子にしろ娘にしろ各々の考えで動き始めています。
私たちが繋ぐ命、
将来子どもたちが繋ぐ命、
あれもこれも求めないから。
ただ、
大切に。
元気でいてください。
終
<注コンテスト非応募>巡り会う――俳句 いすみ 静江 @uhi_cna
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