第8話 エルフ
「え、もしかして変なエルフ?それとも・・・やばいエルフ?」
「・・・・・・・・・」
ユキは微妙な顔で言葉を述べず無言で目を逸らした
「まさか、人を喜んで遊び殺す頭の可笑しいエルフ?」
「・・そ・それは違う、でも」
ユキは微妙な笑顔で言葉を述べた
「でも」
「私達を他の動物と一緒と思ってるからタイミングが悪いと殺されるよ」
「あー・・・それは、今まさにだ」
蓮は先程の魔法で荒れた場所を見て居た
「うん、まさにそうだよ、逃げないと」
「よし、逃げよう」
「うん、そうだね、エルフが来ると・・・」
ユキは突然固まりある方角を見ていた
「・・・あーー遅かったかぁ」
そこには髪が長く背が高い、今まさに話していた耳の長いエルフが呆然と魔法で荒れた場所見て居た、視線は横に擦れ、蓮達ではなく更に奥に転がっている逆ヤマタノオロチを見ていた
「・・・・・・・・・き、貴様か!ヤマタノオロチ!餌を追い掛け破壊したのか!貴様!・・・殺してくれるは!、風を切り裂け!エアカッター!ア、ハハハハハハ!」
高笑いを上げながらエルフが魔法を何度も放ち逆ヤマタノオロチをぶつ切りにして葬り去ったが辺りは血が飛び散っていた
「「・・・・・・・・・」」
うゎ、ぶつ切りに切っちゃたよ、エルフのイメージが
「ん、貴様ら人間だな、無能種族が、私の庭に入ってくるな!」
エルフの男が価値の無い物を見る目でこちらを見て言葉を述べた
「すみません」
「では、帰ります、もう来ませんので安心してください」
ユキが言葉を述べ続いて蓮が言葉を述べて急いで逃げようと蓮とユキはエルフが来た逆の方に振り向き歩き出した
「・・ん・・・・可笑しい、可笑しいぞ、確かこいつは毒と土系統の魔法しか使えない、待て貴様ら!」
エルフは蓮とユキに向けてキツい声色で言葉を述べた
「「はい!」」
「ここに魔族もしくは魔物は居なかったか」
エルフは2人に向けて言葉を述べた
「魔族だと」
「ん?魔族がどうした」
「いえ、魔族を見たとき無くて」
「貴様は」
エルフはユキにも話を振った
「私も見たときありません」
「んー・・・だがこの辺りで風魔法の強い系統の魔物は居ないはず・・・・・・ん?やはり可笑しい、貴様か!ファイヤ」
「な、アイスシールド!」
エルフは蓮に向けてファイヤを撃ってきたが蓮は素早くユキの前に立ち氷の盾の壁を出しファイヤを打ち消した
「貴様人間か?」
エルフはこちらを睨み付け警戒しながら言葉を述べた
「はぁ、人間に決まってるだろ!」
「違う、貴様は知らない、人間はな魔法もろくに使えない動物だ!貴様が可笑しいのだ!」
「は、可笑しいのはエルフ、お前だ何故魔力が有るのに使えない何て思える」
「貴様こそ、一体いつまで魔力が合っても使えもしない連中が魔法を使えると思う、奴ら人間は解っていない、それに貴様こそ魔族の者に魔法の使い方を教えて貰ったな、誰の指金だ!」
「は、・・・自己流だけど」
「嘘を着くな」
エルフは冷たい目で蓮を見ながら言葉を述べた
「違うって」
「では、なぜ貴様は的もな服を着ている、答えてみろ」
「あのな~・・・答えるも何もないよ、君だって服を着てるし僕が着てても可笑しく無いでしょ」
雪園は呆れたようにため息を着きながら言葉を述べるもエルフは怪訝な疑うような顔でユキに顔を向けた
「ほ~、貴様は可笑しく無いと述べるか、では貴様の横に要る女はなぜ裸なのだ、この辺の人間集落は確か下は腰巻きをしていたと思うが、服を着る所か裸では無いか」
エルフは途中言葉を述べながら、蓮に顔を向け答えて見ろと言わんばかりの顔で言葉を述べた
「それは、腰巻きを無くしたんだ、な、ユキ」
「うん、そうだよ」
「わかったか、エルフ」
「フン、魔族と交流の有る人間も居るが、風習は違うが、服を完全に着ている人間の集落は無い、わかるか」
「何が言いたい」
蓮はエルフの嫌な笑みを見て顔を険しくしてエルフを睨み返した
「教えてやろう、そこの女は魔族の街に居る性奴隷の可能性が高い何故かと言うと、魔族は人間の一部を性奴隷として飼っている、もう1つは、魔族は魔法を使う人間を雇い汚い事をさせて自らはしないようにする、まあ魔法を使う人間は中々居ないから後者薄い、だが横に女が居る、だから私は貴様を魔族と繋がりが有る可能性を考えた、わかったか」
「風習が違うならユキが裸でも可笑しく無いだろ」
「確かにな、だが、服を完全に着る人間が居ないがまた逆も居ない、そう、服を全く着ない風習は無い」
「だから、無くしたと言ってるだろ」
蓮はエルフの言葉を聞き言い返すがエルフやれやれと頭を振り言葉を述べ始めた
「偶々、偶然、中々、無い例が揃うか、疑うだろ普通、えぇ」
「なんかあのエルフ腹立つ、話を聞かない奴と会話が出来るか!『我が盾となり敵を蝕め!ポイズンアイスキューブ!』」
「な、貴様!」
雪園は氷のキューブを降らし、自分とエルフの間に壁を積み上げ、壁を盾にした
「まだだ!『天から降り注げ恵のアイスロック!』」
蓮は氷の石を天からエルフの上から降らした
「今だ、ユキ行くぞ!」
「きゃあ!」
蓮はユキを左手で掴み腕と身体に挟み抱え後に逃げ出した
「人間風情がエルフに逆らい攻撃とは!処分してやる、『回れ回れ風よ、大地を、破壊せよ、エヤクワトロトルネード!』」
エルフは巨大な4つの竜巻トルネードを起こした
「彼奴、回りを全て破壊する気か!あの盾では無理だ、イメージしろ、・・・『大地から噴き出せ、ファイヤオール!』」
「全てを巻き上げろ!逃がすかーーー!」
蓮は火の盾を出し走り更に逃げて距離を離そうとしたが、エルフは蓮が出したアイスロックを巻き上げポイズンアイスキューブの盾の壁にトルネードが近付き、盾のアイスキューブがトルネードに当たり崩れた
「バカめ、漏れ出たな空気に」
蓮はポイズンアイスキューブの盾が崩れた音を聞き頬を綻ばせた
「行け!そのまま奴を処分しろ!ハハハハ!行け、や・・れ・ぐあ!なぜだ、何故吐血を・・・まさか!」
「お、竜巻が遅くなってるな、効いたか」
「くそ!・・コントロールが、効かない、維持も無理か・・・」
蓮のポイズンアイスキューブは傷付けられると中から毒が漏れ出て蒸発して周囲の生物は毒を吸い身体が蝕まれる、最悪死ぬ可能性が高い毒を、エルフは吸い地面に倒れ伏し魔法のコントロールが上手くできず魔法を解除して自らの身体に身体強化してこの場から去ろうと地べたを這って居た
「・力が・・入らない、急がないと・・・」
エルフは意識が朦朧として居たが、1歩1歩這って進んで何処かに向かっていた
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