第19話 『イザベラ』(2)
呼吸を乱しながら、アマンダが拳を握り、無理矢理体を起こし、ふらつきながら立ち上がる。目の前には、イザベラが倒れている。
「お前さえ……お前さえいなければ……」
アマンダの足が一歩進んだ。
「殺してやる……」
アマンダの足が一歩進んだ。
「お前の人生、壊してやる」
アマンダが一歩踏み込む。
「お前のせいよ」
「お前がいなければ」
「ワタシは幸せだったのよ」
「お前が壊したのよ」
「全部お前が」
「お前さえいなければ」
アマンダはイザベラを睨みつける。
「イザベラ……」
アマンダが包丁を握り締め、振り上げた。
「イザベラァァァアアアアアアア!!」
魔法のハープが鳴る。
「あう」
その声に、アマンダがはっとした。
「ほげっ」
アマンダが身を見開いたまま、ゆっくりと――その方向を見た。
「あー」
ゆりかごの中で、小さな手が伸びている。
「あう」
アマンダが近付いた。ゆりかごの中を覗くと、
そこには、死んだはずの妹がまん丸の瞳で、アマンダをじっと見ていた。
「……イザ……」
アマンダが呟く。
「イザベラ……」
まん丸の瞳は、アマンダを見つめている。アマンダは両手を伸ばし、優しくイザベラに触れ、抱き上げた。イザベラはアマンダを見つめ続ける。アマンダはイザベラを見つめる。すると、イザベラの口角が上がった。
「あう」
その笑顔を見る。
「はふふ!」
イザベラがアマンダに抱き着いた。
「うーふふ!」
アマンダの手が、イザベラの背中を優しく叩いた。
「うふふ! うふふ!」
そうそう。イザベラはこれが好きだった。
「うふふふ!」
ワタシに笑いかけてくれる妹。
両親が最低な人達で、ワタシにはこの子しかいなかった。
イザベラがいれば、毎日をやり過ごせた。
あの日、木の実を取りに行ったのはね、あの木の実がとても美味しいから、イザベラに飲ませてあげようと思ったからなの。
でもね、そしたら、急に暴動が起きた。
ワタシは怖くて木の上から下りれなくなった。でもすぐに気づいたわ。あなたを木の下で待たせていることに。下りて助けてあげたかった。でも、その前に、
「あうっ」
あなたは大勢の人達に踏みつけられた。
「あう」
あなたはワタシの目の前で殺された。
「あう」
踏まれてぐちゃぐちゃになったあなたは、血と泥にまみれていた。
「うふふ!」
あなたの代わりを捜したのはワタシ。
あなたの死を隠そうとしたのはワタシ。
「怖かったのよ」
しょっぱい水が降ってくる。
「父さんに殴られたくなかったの」
あなたを捨てたのはワタシ。
「でもね、一度だって忘れた事ないわ」
罪悪感が押し寄せてくる。
「苦しかったのよ」
罪をなすりつければ楽になる。
「忘れたかったのよ」
魔法のハープが奏で続ける。アマンダが鼻で笑った。
「良い音色ね」
イザベラの背中を叩く。
「もっと早く聴きたかったわ」
そしたら、
「冷静に、自分を見つめ直せたかもしれないのに」
わかっている。イザベラは何も悪くない。
イザベラは、ただ、歌うのが好きで、それが認められて、人からちやほやされている有名人。
誰が有名にした?
彼女の実力と、――ワタシの営業。
――アマンダがマネージャーになるの?
イザベラは首を振った。
――駄目よ。今の会社はどうなるの? せっかく就職出来た所だったのに。アタシに気なんか遣わなくてもいいのよ。マネージャーなら、他にいくらでもいるんだから。
それでも条件がいいからと言えば、イザベラは、
――アマンダがマネージャーなら……安心だわ。
安堵して笑うのだ。
――アマンダ、営業成績良かったんでしょ。上手くアタシのこと、売り込んでくれそう。
両手を握り締めて、彼女が言うのだ。
――アマンダが取ってきた仕事なら、アタシ、全部引き受けるわ。絶対アマンダの迷惑にならないから!
イザベラ。
――ありがとう。姉さん!
血の繋がりのない、ワタシのもう一人の妹。
「……イザベラ」
イザベラがくすくす笑う。そのぬくもりに、アマンダが溜め息を吐いた。
「ごめんね。ねえねは、まだそっちに行けないの」
イザベラがまん丸の目をアマンダに向けた。
「やることが……あってね……」
アマンダが微笑む。
「それを全部、終えたら……そっちに行くわ。必ず……」
イザベラの小さな手が、アマンダの涙に触れた。
「ごめんね」
アマンダがイザベラを抱きしめた。
「ごめんね、イザベラ」
風が吹き、小さな魂が飛ばされていく。
「上から、ねえねを見守っててね」
赤子の笑う声が遠くなっていく。アマンダは遠くを見つめ、俯いて、反対方向を歩き出した。そこにはイザベラが倒れている。アマンダが横に座り、優しい手付きで……イザベラの頭を撫でた。
「ごめんね。イザベラ」
その目には、光が戻っている。
「罪は最後まで償うわ」
ハープが奏でられる。
アマンダは心を癒す。
ハープの弦が弾かれる。
美しい曲だ。
六枚の楽譜で出来た中途半端な歌だが、それでも弦を弾けば、素敵な音が出た。
美しい瞳は楽譜を眺めながら指を動かし、弦を弾いた。
その姿を、巨人は見つめる。
「やっぱり、楽譜を拾って正解だったな」
指が弦を弾く。
「トゥエリ―がついていたから、変だと思ってたんだ」
指がメロディーを奏でる。
「お前だろ。捨てられた楽譜を拾ったのは」
アマンダの手を動かしてゴミ箱から拾ったんだ。
「いつから憑いてたんだ?」
彼女はクスッと笑ってハープを奏でる。
「お前は相変わらず甘いな。心を乱した者に憑くなんて」
――心配だったのよ。彼女、すごく心が荒んでたから。でも、もう大丈夫みたい。
「ああ。もう放っといて平気だろ」
――驚いたわ。あなたがいて。
「……ああ」
――まだ成仏してなかったのね。
「ああ。心残りがあってな」
――そんなもの忘れちゃいなさいよ。あのね、ジャックは思い出に囚われ過ぎなのよ。
「うるせえな」
――まあ、ご機嫌ななめだこと。私の演奏を聴いて、嫌な事ぜーんぶ忘れるといいわ。でかっちょさん。
魔法のハープは心を乱した者の味方。その弦でメロディを奏でたら、たちまち心が癒されていく。巨人の心ですら、癒されていく優れもの。
「そのハープ、盗まれてよ。探してたんだ」
ジャックが溜め息を吐く。
「それを見つけるまでは成仏出来なかったんだ」
何も持たずに楽園に行ったって、お前に返せないからよ。
「ウンディーネ」
ジャックが微笑んだ。
「やっぱり、お前の演奏は最高だな」
ウンディーネは微笑んだ。
二つの魂が風に飛ばされ、ゆっくりと消えた。
魔法のハープの演奏が終わった。
弦はもう弾かれない。
勝手にメロディを奏でる事は二度と無いだろう。
持ち主を失った魔法のハープに、クレアが手を伸ばした。
「ま、素敵なハープ。お前、今日からあたくしのね」
魔法のハープの持ち主が見つかった。よかった。これでまた誰かの心を癒せるぞ!
「まあ、そんなわけで」
スイッチが切り替わる。キッドが注射器を握り、倒れる妹の側に寄り添う姉の背後に立った。
「消毒」
アマンダの首に、注射器を刺した。
(*'ω'*)
体内に物知り博士お手製の薬が入っていく。アマンダが白目を剥かせ、ビクンッ、と体を痙攣させ、――叫んだ。
ぎゃあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
それは醜い感情を声と共に吐き出すように。
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!
鱗が泡となって溶けていく。魚が泡となって溶けていく。アマンダが泡だらけになる。体が痛い。溶けていく。泡となって溶けていく。胃が騒ぐ。殺した男達の悲鳴が聞こえてくる。アマンダが泣き叫ぶ。笑い叫ぶ。ケタケタ笑い出す。大量の涙が流れる。けれど笑う。ようやく醜い感情から解放される。そんな気がして。泡だらけのアマンダが地面に倒れた。体を引きずって、その方向へ向かって進む。
「イザベラ」
アマンダが手を伸ばす。
「イザベラ」
倒れるイザベラの頭に手を伸ばし、そっと、優しく撫でた。
「馬鹿な……ねえねで……ごめんね……」
そうして、アマンダはイザベラの側で意識を失った。
「……確保」
名探偵クレアが言うと、アマンダを囲んでいた兵士達がアマンダをぐるぐる巻きにし、どこかへ運んでいく。クレアがその横につき、アマンダの耳元に囁く。
「いいか。あなたにはきっちり人を殺めた罪を償ってもらうぞ」
お分かりであろうが、
「命は一つしかないんだ。死んだら、殺したら、そこでその人の人生は終わり」
どう償うんだ? どう責任取るんだ? 生き返らせる事が出来るのか? え? 出来ないだろ?
「よくもあたくしの国の民を殺してくれたな」
「よくもあたくしの『右腕』と『左腕』を潰してくれたな」
いいか。アマンダ・ウォーター・フィッシュ。
「あたくしは同情なんてしない。どんな事情があろうとも、貴様が改心したとしても、たとえ呪いが原因であったとしても、それ相当の償いはしてもらうからな。うちの『右腕』と同じように、地獄を見てもらうぞ」
運ばれていくイザベラが目に入り、クレアが息を吸った。
「……まあ」
最後にその耳に囁く。
「時々、妹には会わせてやろう」
アマンダとイザベラが船の中へと運ばれていった。それを見届け、クレアがため息を吐いた。
「はあ。やだやだ。肩に穴が空いちゃった。痛い痛い」
「どこがだよ」
リオンが胡散臭そうな目でクレアの肩を見つめる。
「全然痛そうに見えないし、穴なんかどこにも無い」
「やだ。じろじろ見てきて、この子ったら。えっち。殺すぞ」
「魔力で体を覆ってたんだろ。あの中毒者程度なら、姉さんの魔力で幻覚作用を起こせたはずだ」
「お前、阿呆のくせに目が良くなったな。いかにも。アマンダには魔力であたくしが負傷している幻覚を見せていた。体に穴なんぞ空けたら、バカンスは楽しめん」
「はあ……」
「今回、メニーは誠によくやってくれた。お前とは違って、あの子は頭の回転も早ければ行動力もある。あたくしがしてほしい事を言う前にメニーがやってくれた。ぶっくひひひ! 気付いてないロザリーの顔は思い出すだけで笑えてくる。あいつ、あたくしを見て、ひひっ! 裏切られたという顔をしていた。ぶふふふ! 馬鹿な愚か者め。あたくしが愛しい人に傷一つ負わせるものか」
「あとでちゃんと謝るんだぞ。ニコラは傷つきやすいから」
「黙れ。お前に何がわかる。この裏切り者。こっちはずっと嘘をつかれていたんだぞ。これでおあいこだ。お前は後日楽しみにしてろ」
「……じいやにチクってやる……」
「しかし、無事に解決してよかった。今回の中毒者は、……理性と本能が暴走していた分、手強かった」
「ああ。本当に苦戦した。疲れたよ。……ところで、ニコラとメニーは?」
「お前の目は節穴か? ロザリーとメニーなら」
クレアが指を差した。
「そこで遊んでるじゃないか」
「人魚はどこじゃーーー!」
あたしは鞘に納めた包丁を持って、瞳をきらきらに輝かせて、辺りを見回した。
「メニー! よく捜して! 人魚はまだどこかにいるはずよ!」
「お姉ちゃん、あれは中毒者なんだから、食べても呪われるだけだよ!」
「馬鹿! げほげほっ! 誰が中毒者の肉を頂くって言ったのよ! はっくしゅん! あんたも見たでしょ!?」
異空間に、天然の人魚がいたじゃない!
「現実世界に、一匹くらい来てるかもしれない!!」
あたしの目は欲望に燃えている。
「確かに興味なかったわ! くしゅん! だって、神話だと思ってたんだもん! げほげほっ! でもね、本当にいるのであれば話は別よ! ずびっ! メニー、人魚の肉ってすごいのよ! げほげほっ! 食べたら、長寿、永遠の若さ、さらに、はっくしゅん! 美声になれるって!! 中毒者じゃなく、天然の人魚の肉ならね!!」
あたしは黒い笑みを浮かべて、包丁を優しく撫でた。
「これであたしも、永遠の美しさが手に入る……! ずびっ! 人魚の肉を食べれば、あたしは! ずびっ! 永遠の! ずびびっ! 美女となる!!」
男も女もあたしの虜! あたしは超人気者! みんなにチヤホヤされて、あーん、あたし困っちゃうー! 的な良い生活を送るのよ! あたしはメニーに振り返った。
「さあ、捜すのよ! メニー! 永遠の若さ! 声! 長寿! 天然人魚のお肉を頂戴するのよ! はっくしゅん!!」
「お姉ちゃん。包丁持ってたら危ないよ。くしゃみも咳も出て来たし、何かあったら危ないから、ほら、兵士さんがいるから、預けよう? ね?」
「嫌よ! ずびっ! あたし、人魚の肉を捌くまでここから動かないから! げほげほっ!」
「お姉ちゃん、あれは中毒者が見せてた妄想みたいな世界だよ? だから、ここに人魚はいないんだよ」
「そんな事ないもん! ずびっ! どこかにいるんだから! げほげほっ! ほら、メニーはそっちを捜して!! はぁーい!? 人魚ちゃーん? どこかしらー!?」
「どうしよう。お姉ちゃんが人魚の誘惑にかかっちゃった!」
「こら。そこ、何してるんだ!」
リオンがあたし達の側に寄った。
「ニコラ、包丁なんて持ってたら危ないだろ。お兄ちゃんに渡しなさい」
「嫌だってば! はっくしゅじゅびびっ!」
「うわ、汚いっ!」
「お黙り! ずびびっ! あたしは、人魚の肉を食べるまで、ずびっ! 絶対この包丁を離さないから!」
「何しとるんじゃ」
(ん)
振り返ると、霧の中からビリーが歩いてきた。あたしの手に持つ包丁を見て、顔をしかめた。
「テリーや、何をしている」
「じ、じいじ、これは、あの……」
あたしは包丁を背中に隠した。
「げほっ、違うの!」
「出しなさい」
「嫌!」
「危ないから渡しなさい」
「ちゃんと鞘に入れてるからいいじゃない! げほげほっ!」
「テリーや」
「だって、人魚の肉が!」
「そんなもの食べなくとも、お前は可愛いから大丈夫じゃ」
「じいじだから可愛いって言うのよ! げほっ! もういいわ! あたし、中毒者の近くに行って、異空間に飛ばしてもらって人魚を捕まえて来る!」
「中毒者ならば、もう片付いた」
「……え?」
あたしは目を丸くした。
「嘘っ!! いつ!!??」
あたし、何も覚えてない!! 気が付いたら、メニーが目の前にいたのよ!
「ってことは、もう中毒者はいないの!? っていうか、イザベラはどうなったのよ!?」
あたしが気を緩ませた隙に、リオンがあたしの手から包丁を取り上げた。
「あっ!」
「はい。じいや」
「うむ」
「ちょっと! 何するのよ! あたしの包丁! ぶあっくしゅん!」
「魚料理ならいつでも振る舞ってやるわい」
「魚じゃないもん! 人魚だもん! ずびっ!」
「テリーや、魚を食べると肌にいいんだぞ。美容効果がある」
「……」
あたしはじっとじいじを見た。
「本当?」
「ああ」
「魚を食べるといいの?」
「頭も良くなるぞ」
「……頭も良くなるの?」
「ああ。集中力も体力もついて、美容にもいい。魚は栄養満たんなんだ。だから、海には感謝せねばならん。命を頂いてる分、無駄な命を頂く真似をしてはいけない」
「……無駄じゃないわ。げほげほっ、あたしはきちんと人魚を食べようとしただけよ」
「テリーや、ここに人魚はいない。中毒者だけじゃ」
「……ずびっ」
「むくれるな」
じいじがあたしの肩に手を置き、ぐらぐらと揺らした。
「さあ、事件は解決した。行こう」
「……はい……」
「お姉ちゃん、カドリング島に着いたら、いっぱい魚料理食べようね。みんな美味しいの作ってくれるよ」
(……あたしは人魚が良かったのに……)
じいじの体に掴まって、ふらふらする道を歩き出す。
(はあ。なんだかまた熱が上がってきたみたい。ふらふらする。気持ち悪くなってきた……)
気持ち悪く……なって……きた……。……。……あたしはじいじの服をぎゅっと引っ張った。
「じいじ」
「ん」
「吐きそう」
「ほう」
じいじが辺りを見回し、メニーに訊く。
「海に吐くしかないかのう?」
「ああ、……そうですね。人がいないので、今なら……」
「テリーや、こっちにおいで」
じいじに引っ張られ、あたしは無事に手擦りに辿り着き、海に向かって吐いた。
「おええええええ!」
「お姉ちゃん大丈夫?」
「おい、お前らいつまでそこにいるつもりだ」
リオンとメニーがクレアに振り返った。じいじがあたしの背中を撫でているのを見て、クレアが声を上げた。
「あっ」
一歩引いたのを見て、あたしはクレアを睨みつける。
「……何よ……。愛しの人が吐瀉物を吐いてるだけじゃない……」
「あたくし、一度胃の中に入れた物には興味がなくってよ。メニーは興味ある?」
「いいえ」
「ほらね」
(うるせえ! 即答しやがって! くたばれ!)
うっ! また吐き気が! おろろろろろ! リオンが頭を掻きながらあたしから目を逸らした。
「だけど、気分が悪くなるのもわかるよ。急に冷え込んできたし……」
その時、遠くの見張り台からベルが鳴る音が聞こえた。あたし達がそっちの方向に振り向く。
「緊急連絡! 緊急連絡!」
男達の慌てた声が微かに響く。
「前方に氷山!」
あたしは目を見開いた。
「繰り返す! 前方に氷山!」
全員がその方向を見る。
「前方に、巨大な氷山発見!!」
目を凝らすと、間違いなく影があった。
歴史通り、マーメイド号が氷山に向かって突き進んでいく。
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