第16話 送別会3

 少しめんどくさそうにしながらゴンザのもとへと向かったカエデ。

すると、ゴンザが

「よしっ、来たな。カエデ、ミイアから話は聞いているよな?」

「うん、聞いてるよ」

「よし、なら始めるとするか」

 そんな言葉にカエデは

「はぁーい」

 とやる気のない返事をした。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


「これより、旅に出る者の言葉をカエデとミイアに言ってもらう‼︎」


 ゴンザは宣言した。


「では、カエデから」

「はい、明日から旅に出ようと思っているカエデです。この村には1年に1回は帰ってこようと思っています。えーと、ありがとうございました。これから頑張ります!」


 みんながカエデに暖かい拍手をしてくれた。その拍手に対してお辞儀で返した。



「次はミイア」

「はい、カエデと一緒に旅に出るミイアです。しっかり稼いでみんなの助けになれば良いなと思っています。あと、しっかりとカエデのお守りをします。今までありがとうございました」

 ミイアのスピーチはしっかりしており、さすがだと皆が思った。


「さて、これでめんどくさい掟が終わったことだし、皆夜通し食って飲んで騒ぐぞー!」

「「「「「うおおおおぉぉぉぉおおお!!!」」」」」


そうして、2回目?の宴がまた始まった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る