第237話 李信対覇王妃 (26)
と、なれば?
覇王妃さまの艶やかな唇が開いて──!
「あい! わかった~! 姉上~!」と。
彼女の口から勇んだ台詞……だけではなく?
自身が所持している方天画戟を天高く掲げ──振り構えるのだ。
彼女の持つ力……。
そう~? 中国四千年の歴史の中でも最強の武士(もののふ)ではないかと? 世に謳われている覇王妃さまの武力を秦の黒騎士こと李信に見せつける為に。己が跨り駆る、巨大な黒き馬『騅』へと?
「行くぞ~! 騅~!」と。
覇王妃さまは威勢よく下知をくだして、二人……。
そう~? 自身の可愛いお尻を地面に着け──。尻餅をついた状態でいる拍殿と。やはり? 覇王妃さまと変わらぬ黒き巨大な駿馬に乗り、跨る──。秦の黒騎士こと李信いる場所へと──!
覇王妃さまは一騎当千万夫不当の名に恥じない勢いで突撃を決行してきたのだ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます