第236話 李信対覇王妃  (25)

 だって~? 項家の華麗な三人の容姿は~?


 あの古の覇王の妃であった虞美人に対しても? 勝ることがあっても、後れをとるような容姿ではないほど、煌びやかで美しいのだよ。三人のお姉さま達はね~。


 まあ、そんな容姿の三人……ではくて~? 二人だった……。


 本当に申し訳ない……。


 まあ、我等が? この物語を読み、見ている者達に、土下座をしながら謝罪をしていると?


「ふぅ~。間に合ったか……では無いわよ~! 羽~! 早く~! この李信を何とかしなさい~! 私は~? 今~? 大変にピンチなのだから~!」と。


 秦の黒騎士こと李信が? 拍殿に向けて、振り下ろそうとした戟の刃に、矢を射止めて制御することに成功をして、馬上の上で安堵していた覇王妃さまへと拍殿は? そんな暇があれば? 自身の首を奪おうとしている李信を何とかしろと不満……だけではなく~? 早く李信を処理しろと急かすのだ。


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