第225話 李信対覇王妃  (14)

 だから現世で普通に糧を得て生活をしている下界の者達には? 何の悪しき影響……。


 そう~? 戟や刀などの武器で刺し、切られようが……だけではない~。


 先程我等が驚愕しながら説明をした通りで、下界で暮らす者達の身体に? 鬼火の矢が突き刺さり、自身の身体を貫いたとしても? 下界に住む者達には? これといった悪影響も出ないまま日常生活を続けることは可能なのだ。


 まあ、稀に? 自身の身体に悪寒が走る者や? 何かに取り憑かれたように、自身が白目を向いて。その場に倒れ込む者達もいるのだが。


 その者達の命が、どうなる? と、言うことはないので心配しなくてもいい。


 まあ、そんな~? 現世と黄泉の世界の空間が交わる中で戦闘をしている、秦の黒騎士こと李信と楚呉の拍殿なのだが? 彼女の率いる弩隊の素早い三段撃ち──!


 そう~? 銃ではなく~。銃の代わりに使用している素早い弩の三段撃ちの攻撃の前でも? 秦の黒騎士こと李信は? 自身の率いる黒き物の怪の装甲騎兵達が次から次へと倒れ──消去していこうが。気にもしない様子で、白き物の怪の弩隊を率いる拍殿へと、臆することもなくなく突撃を決行してくるのだよ。


 妖艶で美しいダークエルフである拍殿の首を手に入れる為に。



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