第222話 李信対覇王妃 (11)
そう~? 拍殿の様子~? 彼女が~? 自身の家臣である、白き物の怪の弩隊達へと下知をくだす様子を見て確認をすれば~? 以前~? 覇王妃さまとの争いで彼女が我等へと見せおこなった──。覇王妃さまの率いる装甲騎兵を撃破した時を思い出すのだ。
う~ん、実は~? 拍殿は~? 日本の覇王こと、織田信長公が長篠の合戦で、甲斐武田家の騎馬隊を撃破したとされている鉄砲の連続撃ちと同じ戦術を使用して、覇王妃さまの装甲騎兵を撃破したのだが。
彼女は? その時と同じ戦術を使用して今度は? 秦の黒騎士こと李信の鉄騎馬隊達撃破するつもりでいるのだよ。
だから拍殿は~? 自身の家臣達へと鬼火の矢の攻撃が終わり次第──。次から次へと鬼火の矢を装着するようにと弩を持つ兵達へと下知をくだす。
でッ、また? 彼女の家臣達……。
そう~? 白き甲冑を身に纏う物の怪の弩隊達も? 主である拍殿の期待に添えるような動き……。彼等? 彼女達は? 素早く詠唱──!
鬼火が湧けば? 慣れた手つきで、自身の持つ鏃(やじり)の先端に鬼火を灯して、弩へと装着して構えて──。弩から鬼火の矢を放ってくるのだ。
まるで~? 機械仕掛けのように正確に鬼火の矢を彼等彼女達は放ってくる~。
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