第207話 第二部まえがき 夢幻?(7)
遠目から二人の様子を見て確認をしていた我等すらわからない台詞を男装麗人の趙高嬢は~? 『フフフ~』と、妖艶~、不適に笑いながら言葉を漏らすのだよ。
まあ、当の本人である籍……。
そう~? 慌てふためきながら自身の屋敷内へと飛び込んだ籍は~? 玄関の外で~? 男装麗人である趙高お姉様が~? 敷居をまたいだ隣の屋敷から~? 彼女の若くて可愛い『旦那様?』の様子を凝視しては~? 妖艶に微笑んでいるとは知らずにね~? 自分の屋敷の玄関内で、「ハァ~、ハァ~」と、息を荒くしながら佇んでいるのだよ。
そう~? 今の今迄~? 男女の中間的な美しさと、妖艶的な美しさを持つ大人~! そして~? 人妻かも知れない趙高嬢のことを~?
彼は~? 上から下へと舐めるように凝視……。
そう~? 籍は~? 若い人妻の容姿を見て確認して~。自身の脳裏で~? 一つの優艶な肢体と行為を妄想してしまったのだ。
……だけではないようだね~?
彼の妙に取り乱した様子を見て確認をすればわかる通りで~。
籍は~? 趙高嬢~?
そう~? 人妻である彼女の肢体まで求め初めている自分に気が付き──。彼は? 我に返ると? 玄関の外……。彼女と目を合わせ、会話をするのが恥ずかしくなり。慌てふためきながら屋敷内へと侵入──。
そして~? 玄関内に入ると佇む……。
そして~? 荒くなっている自身の息を整え、正常に戻す。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます