第168話 伯父と甥? 伯母と姪? それとも親子喧嘩?(18)

 う~ん、実はね? と、いうか? またまた話しが戻る。戻るから大変に悪い。悪いと思うから。


『すいません』と、謝罪だけはしておくねと、言うことで話しを進める。


 実は彼?


 そう籍のカバンへとカラーのカラフルな女性の妖艶、官能的な下着姿や裸体が映し載せてあるビニールな本を健司少年が挿入、入れる瞬間を実は胡亥姫さまが見ていたのだ。


 それも? 健司少年のことをいまいましい男(やつ)目とでも罵倒しそうな怪訝な表情で睨みつけながら。己の席から遠目で凝視していたのだ。


 だから彼女は直ぐさま、健司少年へと詰めかけて。


『健司~。貴方は~。わらわの籍! 覇王に! 一体何を! 何をしているの? 覇王にはわらわがいるから。そんな下品でくだらない本……。それも? たいして容姿も整ってはいないような女達など~。このひと~。籍には無用~。無用な、の~。だから~。そんなくだらない~。本など~。今直ぐ破って~。破棄~、しなさい~。でないと? 前島~? 貴方~。この場で処分~。殺しますよ~』



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