第147話 秦学園の姫様、何かをお忘れ?(2)

 独り言を呟き、囁くように、己の愛する殿方へと問いかけるのだ。


 う~ん、でもね?


 そんなことと、いうか?


 只今授業間合いの休憩時間──。


 それも? 短い休憩時間を利用して、己の持つ、所持する。スマートフォンを使用してゲーム……。




 それも? また胡亥姫さまからのプレゼント、というか?



 胡亥姫さまの故郷、【中華人民共和国】でプログラミング、製作をされたゲームである【黄泉の国】の、アプリケーションゲームのベータ版の【ゲームテスター】をしてくれと頼まれて。スマートフォンの画面と睨めっこの最中なのだよ。


 だからいくら秦学園の三大美女姫さま、ではなくて。中等部も合わせれば、四大麗しい姫さま、四天王仕様になるのかな?



 まあ、そんな麗しく艶やかな容姿を持つ胡亥姫さまが、あまったるい声色でボソボソと籍に話しかけ、問いかけようが。ゲームをプレイしている最中の籍は誰が話し……。



  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る