第145話 秦学園の姫様の陰謀?(7)

 と、不満。


 そう、ボソボソと独り言を呟きながら不平不満を漏らすのだよ。


 それもさ? 籍の大事? 覇王妃さまや拍殿、梁さまに隠し持っていた優艶なカラー写真集──。エッチな御本、書物を『フムフム』、「凄い。凄いな……」と、己の紅の瞳が入っている目、瞼と言う奴を大きく見開き、細目を繰り返し。驚嘆を漏らしながら観覧、凝視し続けているのだ。


 まあ、ついでに?



「胡亥……。アイツだけは、帰還、帰宅をしたら絶対に許さぬ。許さぬからな……」と。


 何故かわからぬが? 覇王妃さまの口から何度も漏れる秦学園の麗しい姫さまの名前──『胡亥』、『胡亥』と、独り事が何度もブツブツと漏れ聞こえてくるから不思議、不思議でならないのだ。


 う~ん、でも? 覇王妃さま? いい加減、というか?



 もうそろそろ? 籍の所持していたエッチな書物、御本を見て観覧をするのはやめた方がいい。いいと思うよ?



 だってさ? 先程から何度も覇王妃さまの身の上、身体を危惧している通りで。貴女の直ぐ後ろには、『抜き足、』差し足』と、美魔女の梁さまが黒き女豹のように、己の足音を立てずに近づく、接近をしているから。


 覇王妃さまは、そろそろちゃんとして、己の気をシメ──気を抜かずにした方が良い。良いと思い。危惧をしながら覇王妃さまと梁さま二人──。麗しい二人の戦姫さま達を凝視をするのであった。



 ◇◇◇◇◇

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