第117話 覇王妃と伯母上さま? 母上さま? また御対面(10)
覇王! 覇王妃! イケイケの女王さま! じゃじゃ馬娘さまは、には、やはり限界──耐え忍べる時間がある。あるのだよ。
だから? 昼間は、籍の母である梁さまが一人くつろぎタイム──。スナック菓子をリス、ハムスターの如く、『ポリ、ポリ』と、可愛く音を出し食べてくつろぐ時間、タイムだから。『母さんの邪魔になるからくるな! わかったな? 羽?』と、告げられてもいたのに、誰に聞き、騙されたのか知らないが? 覇王妃さまはこの禁断のお昼の時間を、己の主、王、殿である籍と逢引き、お昼の情事と言う奴を満喫しようと、『あの世?』、『黄泉の世界?』、『ゲームの世界?』。何処にあるのかわからない世界から禁断──。己の主からの諫めと契り、約束を破って現世へとやってきたのだ。
それも? 己の主がいない時間にやってきてしまっただけではない。
段々と彼女? 覇王妃さまの虞美人にも勝るとも劣らない美しく麗しい顔の相を段々と強張らせ始めるのだよ。般若! 鬼子母神! と、いうよりも?
己が好いた男を物の怪となり、地の果てまで追いかけ、追い詰めた。【清姫】と呼んだ方がいい形相へと移り変わり。
〈ド~ン!〉だよ。
〈ド~ン!〉とね。
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