第41話 御対面?(3)
拍の声を大した叫びが。そう、彼女は物の怪さまの一瞬の隙をついて一気に二人へと──。物の怪さまの妖力で金縛り。全く動くことが不可能な籍と、彼の目の前にいる物の怪さま二人に『ダッ、ダダダ』と詰め寄り──。
「やぁ~!」、「とう~!」と。
何処かの特撮ヒーロー達のように……。
と、いうか?
拍殿は女性だからヒロインか……。
まあ、特撮物のヒロイン達のように、掛け声──一喝すれば、自身の
スラリと伸びたカモシカのような素足の利き足を素早くあげて前蹴り──!
〈ガン!〉
の音とともに、物の怪さまの頬へと直撃──。
でも、透け、通り抜けるはず、拍の物の怪さまへの一瞬の隙をついた素早い上に、力を込めた快心のまえ蹴りはね。
だから自身の愛する籍を物の怪の魔の手から救おうとした拍の勇気のある行動と行為は無駄になったのだ。
と、言うことも無いようだね?
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