第40話 御対面?(2)
う~ん、でもさ? この場にいる三人のお嬢さま達の想い人である籍の容姿を見れば致し方がない気もする。
だって彼の容姿は、某事務所のアイドルグループやK国のアイドルグループ達と比べても引けをとらないというか? 凌駕している気がする。
だから先程梁殿に拍が泣きながら不満を漏らしたのだと思う。
美男美女の子供だから、二人の赤ちゃんは絶対に可愛いとね。
う~ん、でもね? 拍の姉である梁殿の勇める通りで、二人は叔母と甥の関係だから、絶対に結ばれることはない。
またその件は? 実親子である梁殿と籍も同じことが言える。
だから先程拍が自身の姉に対して、売り言葉に買い言葉ではないのだが。『私は知っているのよ』と、意味深な台詞を梁へと罵声したのだと思う。
う~ん、でも? この世界……。日本では無理かもだけれど。異世界とか物の怪達……。妖怪や幽霊、魔族に、地霊、精霊など『ごちゃごちゃ』に混ぜ合わせた世界ならばどうなのだろうか?
もしかすると? この場にいる者達の夢や想いが成就(じょうじゅ)する可能性もあるかも知れない?
だって? 物の怪の女性は、今自身の脳裏で籍の正妻だとハッキリ思ったから。この四角い関係が丸く収まる可能性だってあるかも知れないのだ。
と、いうことにしておくよ。その方がファンタジーぽくて良い気がするからね~と、思ったところで。
物の怪の女性が拍殿から梁殿へと視線を変えると。
「うりゃあああ~! 隙あり~!」と。
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