第14話 女同士の対面……(3)
「(ハァ、アア~。スッキリした~ 二階へあがろう……)」
まあ、これは、拍の心の中の今も叫びと、いうか? 想いである。
まあ、自身の大変に妖艶で、官能的な上に、大変に美しいときている年齢不詳……。美魔女の未亡人である梁のことを。自身が、気が済むまで嘲笑いと高笑い。苦笑を気が済むまでして納得できたので。
「姉さん~。お休みなさい」
と声をかけて伯は反転をするのだ。
それも彼女は風呂上がり。自身の綺麗な黒髪も濡れたままの状態だからね。華奢で細い両手を使用しながら。自身の頭に載せてあるバスタオルで乾かしながら移動──。
まあ、その姿は、何とも艶やかな御姿……。
そう、まるで、西洋の美術彫刻のモデル……。
美の女神フレイヤやビーナスと言った豊穣神の女神達のモデルになればいいのにと思うほど美しい顔とモデル並みの容姿を披露しながら、御機嫌良くモンローウォークでゆるりと歩行を始めだすのだ。
自身の持つ桃尻を『フリフリ』と妖艶に艶々と振りながら。
そう、彼女……。籍の母である梁ではなくて拍なのだが。彼女の容姿を凝視すればわかる通りで。彼女の姉である美魔女の梁と比べても引けをとらないほどの美貌の持ち主なのだよ。だから自分自身を悲観……。伯は姉である梁に対して嫉妬心を募らせる必要性はないのだ。
実際拍も大学では毎年美女コンテストで優秀──。日本中でもNSNで大変に有名な女子大生なのだよ。
だからね、芸能界のスカウトの方も後を絶たない美貌の持ち主なのだが。
う~ん、何故か伯は、姉の梁にだけは、しつこいぐらいの嫉妬心を募らせてしまうところがある。
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