第74話 俺は暗黒神! 竹炭豆様だ!(9)
「お姉さん、その【竹炭豆】の黒い色はね。食品用に加工された竹炭エキスを豆に付着をさせているから黒いだけでね。その竹炭のエキス自体も、大変に身体に良いとされている物でね。自身のお腹の中に入れば抗菌作用と整腸作用があるから身体に大変に良いし。【竹炭豆】の中にあるピーナッツはビタミンEも豊富だから女性は美容にいいから。食べてみて」と。
相変わらず怪訝しい表情で、俺様【竹炭豆】を見詰める絵里のママへとおじさんは、と、言うか?
いつもの顰め面で、怪訝な表情ではなくて。やはりこう見ると? 家のおじさんもやはり男……。オスのようだよ。いつもは女性に対して全く興味の無い顔をしているが。美人にはやはり弱いと、言うか? 興味があるようだ。
だって俺様が先程説明をした通りで、相変わらず己の顔を緩ませたままの状態。愛想笑いをちゃんとしながら絵里のママへと、さぁ、さぁ試食をしてみて行った感じと勢いで。俺様【竹炭豆】の事を美味しいから食べてみてと勧める。
「それに、お姉さん?」
「はい?」
「その【竹炭豆】は? そっちにあるドライフルーツのプルーンやイチジクとも変わらないくらい便秘に良いとされているから。【竹炭豆】を食べてみて」と更に説明。
それも? と、言うよりも? やはりおじさんの声音は高鳴り興奮気味で、絵里のママへと説明をしている。ほらほら、お姉さん食べてと。大変に嬉しそうにね。
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