第72話 俺は暗黒神! 竹炭豆様だ!(7)

 さてさて、家のおじさんから【キモ笑み】と共に、俺様【竹炭豆】を食品トング越しに手渡しされた絵里のママの表情なのだが。俺様【竹炭豆】をしなやかな指先で掴むと。


『ふむ』と怪訝しい表情で俺を見詰めるのだが。頼むからそんな顔はしないで欲しいと、俺様【竹炭豆】は思うのだよ。


 だってさ? 絵里の成長した姿──。JK仕様で薄く化粧をしている小悪魔的容姿……。俺様達の絵里はマドンナなのだよと、先程説明をした通りでね。絵里の容姿は大変に整っている。


 そんな絵里を産んだママさんだからね。絵里のママさんの容姿も大変に整い優れているのだ。


 ましてや、家のおじさんと絵里との最初の出会いは、こんなにも彼女が小さくて可愛い頃。数年も前も遡った話しにもなる。


 だから絵里も幼いが、ママの方も若い上に美人──。


 それこそ? 絵里達家族の周りを通り過ぎる異性の目。視線がね。絵里のママへとさり気なく変わり、惹きつけられる程の器量良しなのだよ。


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