第18話 おじさんとJK(5)

 そう、今日の朝陽のような明るい声音の持ち主は、この日の本の世で、『JK』と、短縮した文字で呼ばれる女子高生でね。


 それも、彼女の朝陽のような清々しい声音とは裏腹……。


 自分自身が着衣をしている学校指定の白いシャツを胸元が見えるよう淫らに着崩し着用。スカートの方も学校規定の物を自分で加工したのであろうか? JKの彼女が屈んだり、座り込めば。少女の加工した短いスカートの中の年齢とは不釣り合いな優艶、派手、派手しい下着が『チラリ』と、見えるぐらい学校指定のスカートを平気で加工するようなJKの少女……。


 そう、僕達の恐顔をしたおじさんへと、朝陽のような晴れ晴れとした明るく爽やかな気分へと、気持ち良く導き誘ってくれる声音の持ち主である少女は。実は服装の乱れと自身の髪も校則違反であるパーマも軽くかけ──。髪色も染め変えているような、自身の明るく爽やかな声音とは正反対の、素行の大変に悪い『不良少女』と呼ばれるJKの少女なのだよ。


 この娘はね。



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