第15話 おじさんとJK(2)

 おじさん、オジサン、叔父さん、伯父さん、小父さん、小路さん……。


 そう、パソコンの変換機能を使用すればこれだけ文字がでることが可能なおじさんなのだが。僕【芋かりんとう】や、その他のお菓子、珍味、ドライフルーツを並べ、販売するおじさんの容姿はね。僕が上を見上げて彼の容姿を凝視して、先ずは最初に自身の脳裏で思い浮かべる言葉は、【しかめ面】かな? でッ、次に思い浮かべる言葉は、彼が世間の何に対して不満があるのか知らないが。いつも自身の眉間に皺を寄せた強張った顔をしている男性(ひと)かな?


 ……だけではないか。


 大きな岩のようなごつい顔には皺も多く、肌の色の方も彼は、年がら年中……。四季を通して、暑い時期や寒い時期であろうとも風に打たれ、ではないね。


 今日のような、雲一つない、大変に明るい朝日のような陽を浴びて日光浴をしているので、おじさんの肌の色は、日焼けの為に浅黒い肌の上に、可愛いワンちゃんにも似た【ブルドック】顔……。


 そう、僕達【芋かりんとう】や、珍味類、ドライフルーツ類のオジサンはね。誰でも気軽に声をかけることを遠慮。ためらうような大変に恐ろしい顔をしたおじさんなのだ!


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