私がお誘いしているの、デートしませんか?
一ノ瀬 彩音
第1話 デートに誘う私
現在、私はご結婚していてとても幸せな日々を送っているのです。
しかし、そんな中で問題視されている事があるのです。
ご結婚という事は当然、夫もいますし、夫とも仲良くしている
つもりでした。
そんな中で夫はデートにお誘いしてもなかなかお誘いに
乗ってくれないというのが事実です。
夫は以前にデートをお誘いしてもきちんとお誘いに乗ってくれて
それがとても私は嬉しかったのです。
ただし、今はお仕事が忙しいみたいでデートにお誘いしても
今は忙しんだ、ごめんとしか言いません。
私は何のためにご結婚したのかがわからないでいる。
私のお名前は
夫のお名前は
夫のお仕事は作家という事もあって今は忙しい時期だから、
デートのお誘いをしても乗ってくれるのかが不明です。
とりあえず、私は夫である徹平が居るお部屋へと行くと、ドアをノック
してみるとお部屋の中からお返事が来ません。
これはどういう事だろうと考えていると、私は勝手にドアを開けて
お部屋の中へ入ると夫である徹平はとんでもない格好している。
とんでもないという格好はバニーガールの姿をしているのでした。
夫は男性なのでバニーガールではなくてバニーボーイです。
「貴方何という格好をしているの」
夫である徹平は私に気が付くと
「何勝手にお部屋へ入ってくるんだよ」
「ドアをしっかりとノックしたよ、それにお返事ないしね」
「そ、そうなのか、それは悪かったな」
「それより何なのよ、その格好は」
「似合うか?」
「似合いません」
「そうか、わかった」
「それよりお話があるんだけど、いいかな?」
「構わないぞ、話してみてくれ」
「私とデートして欲しいの、ダメかな?」
「忙しいから無理だ、ごめん」
「本当にそれしか言わないよね」
「どういう事だ?」
「デートのお誘いしているのに断るのもどうかしているわ」
「そういう事を言うのか」
「言いますとも」
本当に信じられないし、デートのお誘いを簡単に断るなんて
どうかしているとしか思えない。
そんなに私とデートしたくないのかなって考えてしまうと
イライラしてきてどうしようもありません。
せっかくご結婚しているのに………………以前はデートに誘っても
しっかりと乗ってくれてデートしてくれたのにね。
今はもうお仕事を優先してて私の事を構ってくれないというのが
現状です。
どうしたら夫である徹平とデート出来るのかを考えるしかない。
「せっかく誘っているのに断るなんて失礼よ」
「失礼も何も俺がお仕事をしないと生活出来ないだろう」
「それはそうだけど、息抜きでデートしてくれてもいいじゃない」
「そんな暇があるならお仕事させてもらう」
「なっ、私よりお仕事が大事って言うのね」
「そういう事だ、わかっているじゃないか」
「まじひくわぁ~」
「まじひくわぁ~って何だよ」
「最低の夫ね、妻を大事に出来ないなんてね」
「お前な、言っていい事と悪い事があるだろ!」
「そんなの知りません」
「何て言う妻だよ、まじで信じられないな」
「信じられないのはこっちです」
このままだと夫である徹平と喧嘩になりそうなので私は
夫のお部屋から出る事にします。
私は一旦、自分のお部屋へと戻ると深呼吸をして冷静に
なる事を心がけます。
さっきは頭に血が上ってひどい事を言ったような気がするので
気をつけないといけないなって思います。
これからはどうしようかなってじっくりと考えます。
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