第20話:妊娠…日常 その2

 お昼休みが私達の愛の時間よ。チャイムがなったらバック持って猛ダッシュ!近くの公園で彼をつまみ出して愛を語り合う。ちょっと汚いけど、場所がないからしょうがないの。二人でサンドウィッチとバナナ食べてから愛を語らうの!



 仕事中もロッカーのダーリンが気になってしょうがない。心配なのと、それと…それと…そ………。


 正直に言います(*´艸`*)!恥ずかしいけどまたダーリンに会いたくなっちゃったのよ(*´ェ`*)ポッ!そう思ったら猛ダッシュ!上司にチョット気分が悪いんですとか大嘘ついてロッカーまで一直線!そしてバックからダーリンをつまみ出して、また彼と愛を語らうの。小さな声で人にバレないように。大声だしたらぶっとばすからね!


 帰ってきたら、みんな私の顔見て心配してるの。顔真っ赤だけど熱でもあるんじゃない?今日は帰ったほうがいいよ!とか言って大騒ぎしたから、さっきの彼との愛の語らいを思い出してもっと火照ってきちゃった。蒸発しそうなくらいに熱くなっちゃってる。


 それで上司が慌てて、「猿山くん、今日は帰りたまえ!もしかしたらインフルエンザかもしれない!」とか言って私を帰らせようとしたから、私は、「大丈夫です」と、とりあえずは残るフリはしたんだけど、やっぱりダーリンとずっといたくなっちゃって、「そんなにおっしゃるのなら今日は帰ります」とフラフラの演技して早退しちゃった。


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