あとがきとご企画への御礼への応援コメント
非常に面白かったです。
私は、海斗もそうですけど、陽子にすごい共感しました。
陽子にとっての物語途中のトライアスロンは、まさに自分の小説趣味に突き刺さるようで、鋭い一撃でした。
陽子の選択は現実には難しいかもしれないですけど、だからこそ、夢を叶えて頑張って!と期待出来るような気持ち良さがありました。
素敵な物語をありがとうございました!
作者からの返信
さいか様
読了、星、コメントまで頂きありがとうございます!
面白かったとのお言葉を頂けて大変嬉しく思います。。
私自身そうなのですが、心の底から思い切り何かに打ち込むって難しいですよね……。
「頑張ったつもりだけど、方向性を間違えていたな……」とか、「目的と手段がよくわかってなかったな……」とか、
そういう今だからわかる後悔も頭をよぎりつつやり取りを書いていきました。
小説作りも趣味なのか本気なのかの線引きは非常に曖昧で、気の持ちよう次第なところもありますよね。
私自身は特にプロ志望というわけでもないのですが、それだって「妥協と予防線の産物だろ」と言われてしまえば「うう、そうなのかな。。」なんて気持ちもなくはないですし……
そんな、私も薄々「誰かに言われたらイヤだなぁ」と思っているところをぶっ込みつつも爽やか仕立てにしてみましたので、
共感頂けつつ、最終的に気持ちよく読んで頂けたのでしたら作者として大変嬉しく思います。
さいか様のよりよいもの書きライフの充実を心よりお祈りいたします。
貴重なご意見、本当にありがとうございました!
あとがきとご企画への御礼への応援コメント
深い水に恐怖を感じます。光の届かない水の底に、何か得体の知れないものが潜んでいるかもしれない。そんな私の感覚が見事に言語化されていて驚きました。
海への恐怖は未知への恐怖であり、未来への不安と根っこを共有しているのかもしれません。海は人生そのもの。海斗が初めて海を渡ったシーンは人生を泳ぐことを表現していたように感じられました。
とにかく共感できるところが多く、いちいち頷きながら読みました。描写がとても繊細で、風景が目に浮かぶようでした。くすっと笑える要素がちりばめられているのも素敵でした(色違いのポケモン、モーセ、ゴジラ、そしてシャーク…)。
細かい指摘をさせていただくと、陽子と出会うシーンの海斗が少し浮いているように思いました。それまでの3話で固めて来た海斗のイメージとも、その後の海斗とも違うような…。初対面の女子に声をかける緊張でキャラが変わっていたのだと解釈していますが、初読では少し戸惑いました。
それから、ひとつ誤字報告です。
(5)シャークに「触る」→「障る」
(もしかしたら誤字ではなく鮫肌ジョークかも、と思いつつ指摘しておきます)
とても素敵な物語でした。ありがとうございました。
作者からの返信
ふづき詩織様
読了、コメント、評価を頂きありがとうございます!
深い水域に恐怖を感じる――という点にご共感頂けたことに(作品云々は離れて)安堵しております。
わたしは例え浮き輪を持っていても沖まで泳ぐというマネが未だに出来そうにありません……
幼い頃に見たジョーズが割とトラウマだったことも正直ありますが、サメなんかいるわけないのにわたしは何がそんな怖いのかな、という点を見つめ直し、掘り下げていきながら今作の描写を作っていきました。
上記も含めて、自分が普段感じていることはなかなか口で他人に説明できないので、
「言語化されている」「共感できる」と仰って頂けたのは「あーわたしだけじゃないんだ、よかった」と救われるような想いです。
海斗と陽子の出会い頭の掛け合いですが、確かに自分でも薄々は感じつつ(まぁ及第点かな)と流していたところなので、ご指摘にぎくりとしております。
読み返してみると、もう少し自然でこなれた掛け合いが出来たかもしれない箇所だと感じています。
(意図としては、見知らぬ女子に話しかける緊張もあるのですが、いやーええもん見せてもろたわー! という興奮を表現したかったためテンション高めの語調にしていました。
ただ、それまでの語り口からするとちょっと浮いてるよね、というご指摘は確かに頷けます)
>「触る」「障る」
ここの誤字についてはサメだけにフカい意味が……特にありません。完全にうっかりでした。ご指摘頂きありがとうございます。
海斗の浮つきのご指摘を頂いたことで、
根っこのところでわたし自身がまだ海斗というキャラをしっかりと掴んで定められていなかったところがあるのかも知れない、と感じました。
筆者の自分語りではなくてキャラクターの自分語りにする、という点で甘さが出てしまったことを反省し、今後改善していきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました!
文長
(10)知らないさ。だから僕も。への応援コメント
将来の先の見えなさの象徴としての海を泳ぐことで克服していく。
その導き手である陽子もまた悩んでいて、お互いがお互いの背中をちょっとだけ押してあげる。
海斗が悩みを乗り切れたのも、自分が誰かの役に立てたということもあると思います。
友達以上恋愛未満の非情に良くまとまったいいお話でした。
割と淡々と話が進みますが、テーマとマッチしていて、むしろその方がいいと私は感じました。
作者からの返信
新巻へもん様
読了、コメント、評価を頂きありがとうございます!
非常に端的にまとめて頂けましたが、お話の内容はまさに仰る通りです。
色恋ではなくて「出会えて良かったなー」と思える間柄を描けないかなぁと思っていましたので、友達以上恋人未満感が伝わったこともうれしく思います。
構成や話の運び方も、コメントありがとうございます。展開がゆっくりと思われる方もいればこれでいいと思われる方もいて、
悩ましいところですがどちらにしても冗長感だけは出ることのないように今後も意識していきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました!
文長
(2)消え行く町。別にそれが。への応援コメント
「行き先がちゃんと決まっているのは羨ましくも思えた。」
それだと面白くないと思えるようになったら大人になったってことなんだけど、まだそういう余裕はないお年頃だよね。
作者からの返信
自由からの逃走、ではないですが、「君には無限の可能性がある」と言われてワクワクできる人種と、途方に暮れてしまう人種とがいると思っています。
編集済
あとがきとご企画への御礼への応援コメント
当たり前のことを当たり前に、丁寧に、読む人を惹きつけつつ書いていくことはとても難しいことだと思います。でも、この作品はそれができている。少なくとも私はそう思いました。
ストーリーの起伏のなさは、私は気になりませんでした。無理に起伏をつけると、逆にリアリティを奪ってしまう気がします。
途中から、だんだん、この作品の淡々としたリズムが心地良くなっていきました。
私はついつい奇抜な設定を使いがちなので正攻法で書ききっている作品を読むと単純に尊敬してしまいます。
私はプロではないので具体的な指摘はできませんけど、書き続けていかれたらもっと文長さんの良さがブラッシュアップされていくのではないかと思います。
素敵なお話ありがとうございました。
作者からの返信
Han Lu様
読了、コメント、評価まで頂きありがとうございます!
お褒めの言葉を頂き、身が畏まるような思いです。
淡々とした文体、動きの少ない場面でも、ついつい読んでしまうような言い回しとリズムを心掛けていましたので、
全体的に飾り気や面白みのない文章だったかと思いますが、「惹きつけられる」「心地よい」と感じて頂けたのでしたら、わたしにとって最大級に嬉しいお言葉です。
今回はたまたま正攻法なお話になりましたが、私自身もこんな真っすぐな話(というより、そもそも現代モノ)を書いた経験がなかったので、そのようにおっしゃって頂けて安堵しています。
色々な方からのご意見やリアクションを見て、自分のくせを見直さないと、と感じるところもあったのですが、Han Lu様からのコメントに励まされた想いもしました。
書き続けることで、もっと磨きをかけていきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました!
あとがきとご企画への御礼への応援コメント
はじめまして、こんばんは。
ストレートで、終わりが爽やかな、ポジティブなお話になっていると思います。
読み手の皆さんのコメントはうなずけるものばかりで、ひねくれたわたしは違うことを書かないといけません。
個人的には、ふたりの出会いがもっと早く描かれてほしかったと思います。
ふたりのキャラクターも好青年といい子なので、何かもっとカゲの部分を持たせるのもいいと思います。
あとは、ていねいに読者を導くような進行の中に、一見関係ないものを混ぜるとか。
そんなことで、起伏が生まれないまでも変化が生まれるかもしれません。
参考にならない少数意見ですみません。
読後感がいいすてきな物語をありがとうございました。
作者からの返信
瀬夏ジュン様
読了、コメント、評価頂きありがとうございます!
わたしもひねくれ者の自覚があるので、ストレートな作品とのご印象を頂けたようで安堵したような、意外な気がしたような、不思議な気持ちです笑
読後にちょっといい気分になれるような、という部分を意識していましたので、読後感がいいと感じて頂けて嬉しく思います。
また、ご意見もありがとうございます。
あとがきに書かせて頂きました通り、良くも悪くも「自分が書いたもの」になっているので、
受け手の方からどう見えるかというところを意識しつつ、これから精進していきたいと思います。
貴重なご意見ありがとうございました!
文長
あとがきとご企画への御礼への応援コメント
海の描写がとてもきれいでした!
二人の成長が垣間見えてほっこりいたしました。
作者からの返信
戒めツブヤ様
お久しぶりです、読了、コメント、評価を頂きありがとうございます!
ほっこりして頂けて何よりです笑
読み終わった時に何か気持ちが動くような話にできればなと思ってましたので、嬉しく思います。
ご感想、ありがとうございました!
文長
あとがきとご企画への御礼への応援コメント
「海」を「わからないもの」として、そこから人生観というか、心持というか、内面の在り方の変化を書かれていてなるほどなあと思いました。
よくある先生役と生徒役の対話ではなく、高校2年生同士が、互いに悩んでいて、それぞれに解放されていくのもいいですね。
結局、確信は無いんですよね。それを諦念して進むしかないと達観するような形でなく、わからなくても進んでいける、という、ともすれば危ういポジティブさに着地するのも眩しくて、前向きで好みです。面白かったです。
作者からの返信
吉岡梅様
読了、コメント、評価頂きありがとうございます!
この一連の文章を書いてみて、滲ませたかったもの、これで表現できていればいいなと思っていたものをすくい上げて頂けたようなコメントで、とても有り難く思いました。
好み、面白いと感じて頂けたことを励みに、これからも精進して行きたいと思います。
ありがとうございました!
文長
(10)知らないさ。だから僕も。への応援コメント
筆致は物語を超えるか、から来ました。
最初に見た時に15000字という量を見て、数日に分けて読もうかと思ったのですが、細かく章分けされていたせいか、一気に読んでしまいました。
読んでいて感じたのは、舞台設定が細かいなというところです。(小島の立地)そのおかげで、すごくリアリティが出ていると思います。読んでいてイメージがしやすい。また、「お前は何も知らない」に対する二人の悩みというテーマがしっかりでているなと思いました。
ただ30分くらいで一気読みしたせいか後半になると若干疲れてきてしまいました。お前が自爆しただけだ、と言われれば返す言葉もありませんが表現が一本調子になってきてるのかな。(もしかすると、少しづつ書かれたのかな。もしそうだったら、同じような調子で書き続けてしまいがちになると思うので、書き終わった後にざっと読み返してみるといいと思います)
作者からの返信
黒中光様
読了、コメント、評価を頂きありがとうございます!
まずは貴重なお時間を拙文に割いて頂いて感謝申し上げます。
「一本調子」、「疲れた」とのお言葉はなかなか捉え方、受け止め方が難しいですが、もう少起伏や変化をつけるなり、思い切って削るなりした方が良かったのかなと思います。自分の感覚に頼り過ぎないよう、今後の糧にさせて頂きます。
貴重なご意見ありがとうございました!
文長
あとがきとご企画への御礼への応援コメント
とても良かったです。直球の青春小説ですね。決してアオハルではなく。私は好きです。
ダ・カーポの『青春は舟』という歌を思い出しました(古い)
♪人生は海 青春は舟
人生という得体の知れない大海に頼りない小舟で漕ぎ出でて行かなければならない不安がよく出てました。
海斗が一方的に陽子に救われるのではなくて、互いに励まし励まされて成長するっていうのが、また良かったです。
希望に溢れるステキなお話をありがとうございました。
作者からの返信
奈月沙耶様
読了、コメント、それから評価まで頂きありがとうございます!
わたしもこんな青春送ってみたかったですね。。
本作の海斗君が陽子と出会わず育っていけば今ごろわたしみたいになってると思います(白目
海と人生を重ねていたところは、まさしくコメントの通りです。
そちらの歌では、青春とは舟だというメッセージのようですが、
青春とは疎遠だったわたしは「そもそも舟くれ、舟!」みたいな感じで日々生きていたので、
本作冒頭の海斗もそういう心情を描いていました。最後に舟見つかってよかったね、と。
海斗が陽子と出会って何らかの山を乗り越えるのは最低限として、
じゃあ陽子はギブアンドギブのまま去っていくのか、そこを考えないと、と思いながら構想していましたので、
苦心したポイントをコメント頂けてすごく嬉しく思います。
貴重なご意見ありがとうございました!
文長
(10)知らないさ。だから僕も。への応援コメント
企画から来ました。
実に丁寧に指定されたプロットを物語に落とし込んでありますね。描写も技巧に走っているわけではないのに、手に取るように情景が伝わりました。相当な筆力をお持ちだと思います。
作中に出てくる陽子も海斗も青春の悩みを抱えていますが、お互いの言葉でそれぞれの進む道を見つけることができた、という展開もとても爽やかでした。
すこーし残念だったのは、全体的にやや物語として起伏に乏しかった点でしょうか。これは指定プロットどおりに物語にした参加作品の共通の弱点ですよね。
いずれにしてもレベルの高い作品だと思いました。
作者からの返信
ゆうすけ様
読了、コメント、それから評価まで頂き、ありがとうございます!
書いた作品、完結させた作品も今まで全然ないペーペーの身なので、筆力だなんて過分なお言葉をいただけて大変恐れ入ります。。
指定プロットの流れをどうすれば自然に、自分自身が腑に落ちるだろうか、と考えていった時、
設定で奇をてらうか、それとも描写ベースで正面突破するかという戦略的判断を迫られて、一長一短だなと思いつつ後者の方を選びました。
この展開が腑に落ちる流れにするならこうかな、と書いていったところではありますが、
動きがない割に文字が多い、という部分は確かにこの作品に限らず私の課題として改善できる(すべき)ところかも知れません。他作品を書いていく際でも意識していきたいと思います。
貴重なご意見、ありがとうございました!
文長
あとがきとご企画への御礼への応援コメント
すごくいい作品に出会えたな〜と思いました。
共感できる場面も多く、海斗くんにも陽子ちゃんにも好印象を持ちました。
二人の出会いも関わり方もすごく自然で、気持ちの揺れや互いの悩みを話したり、励まし合う流れがとても心地よかったです。
海の描写は素敵で、人の動作も想像できました。
読後が爽やかで、気持ちがすぅっとしました。
作者からの返信
桃もちみいか様
ご読了、コメント、★まで頂きありがとうございます!
恋愛?もの、現代ドラマってこれまで全く書いたことがなかったのでいろいろ拙いところもあったかと思いますが、
「これで大丈夫かな……」と不安だった部分についてお褒めの言葉を頂けてとても嬉しく思います。
読後感にいいものを感じて頂けて本当によかったです。
企画後はぱたりと読まれなくなっていた作品だったので、お読み頂けて、コメントまで残して頂けて嬉しかったです。
ありがとうございました!