婚、婚、婚約破棄ですって!!
一ノ瀬 彩音
第1話 婚約破棄ですって!! いやぁ~ん
私のお名前は
職業がフリーターです。
私には以前からお付き合いしている男性がいます。
そのお付き合いをしている男性とは婚約のお約束も
していたのですが、男性から婚約破棄したいという
事を聞いてしまうのです。
相手の男性のお名前は
年齢26歳、御曹司の方なんです。
私とは身分違いで釣り合わないですが、それでも婚約の
お約束をしていたのに婚約破棄しないという事実。
そんな私は今、鬼丸和人の目の前に居ます。
どうしてかというと私が鬼丸和人に用があったので
会いに来ているのです。
用というのは婚約破棄の件です。
「和人さん、聞きたい事があるんだけども」
「何だ?」
「どうして婚約破棄したいの」
「そんな事かよ」
「そんな事かよって何よ、私にとっては大事な事なの」
「そうなのか」
「はい」
「婚約破棄の理由を聞きたいのか?」
「はい」
「そうだな、まずは俺と釣り合わないからな」
「そんな事だと思いました」
「わかっているのなら聞くなよ」
和人さんが私とお付き合いをしてくれてたのはきっと私に
対して可哀そうだとかお情けだと思います。
そんな事でもしない限り、お付き合いはしないと思います。
それとは別に最初から、私と真剣に恋愛をしてなかったのでしょうね。
そんな事なら私とお付き合いをして欲しくないというのが
私の考えです。
「釣り合わないのにお付き合いをしてたというのはおかしいです」
「確かにおかしいよな」
「はい」
「まぁ、俺からすれば真剣に恋愛をしてないしな」
「そうですよね」
「それもわかっているのかよ」
和人さんは最初から私と恋愛なんてする気はないと感じていたのです。
それなのに私はお付き合いを続けていたのが不思議でしょうがありません。
「私とは釣り合わない、真剣に恋愛をしていない、それなのに
お付き合いをしてたという事は和人さんも変な人ですよね」
「そういう事になるな」
「それでも私とはお付き合いをして下さってありがとうございます」
「ああっ、そうだな」
「婚約破棄の件は受け入れますね」
「そうしてくれると助かるな」
「私から言える事は次に恋愛をする時は真面目にして下さいね」
「どうしてだ?」
「そんなの決まっているじゃない、相手の人に失礼じゃないの」
「そうだな、考えておくよ」
「そうして下さいね」
「それじゃあな、元気でな」
「はい、和人さんもお元気でね」
私は和人さんと別れると正式に和人さんとお付き合いが終了となる。
これで私も無理をしなくても済むし、これからは堂々と胸を張って
生活が出来ます。
和人さんと恋愛をしている時、本当に窮屈で息苦しい感じで嫌でした。
しかし、その窮屈で息苦しいのから解放されたので嬉しいです。
次に恋愛をする時は私に見合った人と恋愛をしたいです。
そうする事で楽しくやれて過ごせるし、笑いもあって悲しさもあって
怒ったりもあって色々な体験が出来るかもしれないです。
そのためにはそういう人と出会わないと始まらないのも事実です。
きっと次は素敵な人と出会って幸せを手に入れたいです。
そして、その人とは結婚をしたいですよね。
本当に結婚したいです!!
婚、婚、婚約破棄ですって!! 一ノ瀬 彩音 @takutaku2019
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