最後の情報戦13

スパイたちの悲鳴も飽きてきたと思いますので、少し志向あるスパイのコメント集を紹介します。


ある評論家「あと少しでひだまりを乗っ取りデンゲルの属国に出来た物を、次の機会に必ず実現させてやる!!!」

ある歌手「平和のためにはデンゲルがひだまりを支配するのが正しい、当たり前、決まっている、そんなことも分からないのか?」


ある商社の会長「ガチスに組み込まれていればひだまりで大いに稼げたものを!

!余計な事をしてくれた、ガチス式の優れた人物による支配こそ人類の未来にとって正しい選択だったのだ!!!」


ある通信会社の重役「情報をガチスに集約しひだまりの民を導けば理想の社会が出来たのに、愚民のひだまりの民め!余計な事を!!」


ある元政治家兼メディアのお気に入りコメンテーター「ひだまりの民だけではこの国はもたない!もっとガチスの民を沢山いれておかないと!!もちろん支配権はガチスに差し上げるのが正しい方法で、他にやりようがないでしょうが!?」


ガチスからひだまりの民に帰化した某議員「せっかく成りすましてお人よしのひだまりのアホを騙していいとこまで来たのに、だまって支配されろや!アホンダラ!!」


活動家として有名な某大学教授「ひだまりの民は人権というモノを全く理解していない、デンゲルやガチスのような人権先進国にすべてを委ねておけばいいのに、どうせ大したことできないんだから!」


いかがでしょうか。

彼らに共通しているのは「民族自決」という精神を全く持ち合わせておらず、他の民族に生死も含めすべてを委ねることにまるで迷いがないことです。


彼らをそのように掻き立てたのは何か。

コウメイはこう考えました。

純粋な力に対する信仰、そして自分の民族に対する愛の欠如、というよりも自分はひだまりの民ではないという歪んだ認識が大きいと考えました。


もっともここで紹介した通り、ひだまりの民にわざとなってから内部を壊そうとたくらんだ者たちも多数いたわけですから彼らにひだまりの民の自尊心や愛を期待する方が間違いかもしれませんが・・・


まあ、いずれにせよコウメイはこう結論付けました。

ひだまりの民はガチスやデンゲルのエサではない。

彼らが考えを変えないなら戦うだけだ!!!

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