宮崎の皆様へ、結び

長くなりましたが、この章が宮崎の皆様への結びの文となります。

依然話したように九州大河20年構想で4~5年ごとに1回九州を舞台にした大河ドラマを誘致することが良いと考えます。


大分、佐賀の大友氏、立花氏であれば宮崎が舞台になる可能性は高く、特に宮崎の中部から南部がクローズアップされるかと思います。

そうなれば、かつて島津大河で投入した資材や人材などを再利用することが可能です。


宮崎県という視野からさらに大きく九州の大河という視点で見ると無駄な建物でイベント後負債になるようなことをあらかじめ考慮して、各県と協力して融通しあうことが出来るでしょう。


そして、大河ドラマ効果で観光を活発にしながら、各県と連携して情報の交換をしてレベルを上げていくこと。


そして、情報経済圏として九州をより密接に協力する体制にすれば、効率化はもちろんのこと、情報力のアップと新規事業の精鋭化により地方再生をより大規模に行うことができます。


お金、人材、情報があれば組織は必ず成長します。

お金は観光と公共事業から、人材はネットと大河ドラマイベントから、そして大河ドラマの特需が期待できない年は宮崎独自の歴史や文化をアピールすることと新たなアイデアによる産業の構築をもって突き進めばよいと提案します。


例えば島津のライバル伊東家を熱心に紹介したり、伊東マンショの知名度を上げたり、秋月家の紹介もいいでしょう、場合によっては宮崎の偉人や歴史を大河ドラマにするべく準備期間としてもいいかもしれません。


宮崎には歴史の偉人が他にもたくさんいます。

上杉鷹山にしても元は秋月家でしたし、小村寿太郎もいます。


軍人では上原勇作や財部彪、小沢治三郎といったビックネームもいます。

内気で宣伝が苦手だと一部で噂される宮崎県ですがこの機会に宣伝を長所にしてみてはと提案したいです。


大きな環境の変化として、宮崎が多くの人に知られて、大河ドラマで紹介されなかった神社や神話関係の聖地、リゾートも宣伝の浸透効果は以前とは段違いになっているはずです。


ここで、宮崎の長所である人柄の良さとサービスが生きてきます。

新しい名所をネットなど新しい方法で宣伝し、聖地にしたりあるいは羽を伸ばす旅行先として招待することで大河ドラマから距離のある産業や事業も成功する可能性が増えるはずです。


人は何か目標があるとそれに向かって努力し協力し合います。

それが具体的であればあるほど、多くの人が参加することが出来ます。

そしてそれにロマン、夢があればあるほど熱意を持って行動することが可能です。


大河ドラマ誘致はチャンスです。

そして、宮崎は成長できる要素が、魅力的な長所が沢山あります。

そして、九州を活性化させる鍵を持った重要なポジションです。


九州の各県を同盟のような協力関係にする点で地理的にも歴史的にも大変適した県です。

どうか、鹿児島県と協力して、あるいは宮崎単独でもやるくらいの意気込みで大河ドラマ「島津義弘」の誘致をよろしくおねがいします。



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