宮崎の皆様へ手紙を フウイより

フウイはツイッターなどで様々な情報を集めていました。

その情報をもとにいろいろなことを考えましたが、まず第一に自分たちの考えを伝えなければならないと痛感しました。


とはいってもけっしてフウイは自分たちの考えを隠していたわけでも伝えたくなかったわけでもありません。

むしろ逆で雰囲気を読んでチャンスと思えばメッセージを何度も何十度も送ってきました。


しかし、それはほとんど影響がないと言える位とどいていませんでした。

でも、それは失敗ではありません。

炎上商法のように沢山の人に一時的に知られても信用を無くしたら取り返しのつかないことになります。


事実、政治の世界では知名度を上げることを優先したいくつかの小政党が炎上商法の効果が薄れ、飽きられたりあるいは嫌われたりしたために勢力を格段に落とす現象が見られました。


そうした失敗例や逆に効果のあったいくつかの方法を研究した結果、フウイは一つの方法を試すことにしました。

それは「地方ごとの手紙作戦」です。


これは今までのようにツイッターで漠然とメッセージを送るのではなく、小説というある程度自由で多くのメッセージをのせられる媒体を使い、しかも各地方、県単位で手紙を書いて伝えたいことをまとめようというものでした。


フウイが必要だとまず思ったのは、宮崎県の皆様、次に鹿児島県、佐賀県、大分県、熊本県、長崎県、福岡県の人々にそれぞれ自分の大河ドラマに対する知識やそこから生まれるいろんなアイデアやメリットを伝えていくことでした。


当然のことですが、各県の内情を最低限は知っておかないと失礼に当たります。

しかし、フウイの目指す「九州大河ドラマ20年計画」を成功させるためには九州の各県の協力と連携、そして各県ごとに行政の長から観光業の働き人、地元の企業家達や一般市民を巻き込んで一つに協力ができる魅力的な目標と提案が必要です。


それを提示しないと人は動いてくれない、フウイはそう確信していました。

そして自分にどこまでその目標にかなう表現ができるか不安ではありました。

しかし、まずはやってみる!フウイは己を奮い立たせて自分の考えた「手紙」を準備することにしました。


最初のあて先は宮崎県、そして対象は行政の長やインフルエンサー、観光関連業者、経営者、そして一般の人々です。

その手紙はSNS小説とツイッターで知らせること、そのように決めました。

次に章でその内容を紹介します。



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