黒の理想・・・・アイディールレイナ


 対戦の為控え室から通路を歩きながら・・・・

「ふっ実に楽しみだ」


 ニヒルに笑い・・・・

カツーンカツーンと音を作り流し歩く・・・・


 光が・・・・・

何時もの俺アピールかと思いきや・・・・・


 「あの黒きバニッシュが再戦を望む闘技者」

「ジョー・ファウル」


 俺は手を上げ・・・・

歓声を浴びる・・・・


 「カッコイイ!」

「頑張って!」

等女性陣から・・・・


 「今日も見せてくれよ」

「期待してるぜ」

等男性陣から・・・・


 「ふっ皆ありがとう!」

ワアアアアアと歓声があがる・・・・・


 「次に・・・・」

実況者の声共に静まる闘技場・・・・・


 「黒の理想」

「抜かずのキフジン」

「アイディールノワールレイナ!」


 闘技場に現れた・・・・

恐ろしい程に美しい美女・・・・・


 俺の時より圧倒的な黄色い声!

圧倒的な人気アイディールレイナ


 艶やかな黒髪はオカッパ・・・・

白い肌は美しく艶やか・・・


 柔和な微笑みがは恐ろしさと愛嬌を併せ持ち・・・・

体つきはスレンダー・・・・


 手足はすらっと・・・

均整の取れた恐ろしい程に美しい女性・・・・


 黒い制服の様な可憐な服装に身を包み・・・

しずしずと此方に・・・・・


 黒いタイツ着用である・・・


 刀は鞘に収まり大切そうに抱かれている・・・・

「ジョーさん」

「宜しく」


 丁寧いに礼をしてくるレイナ・・・・

実に艶やかな所作である・・・・


 「よろしくお願いします」


 数と音も無く後ろに跳ぶレイナ・・・・

居合の様な構えで開始を待つ・・・


 闘技場はシーンと・・・・・

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