MiX BoX Twincle

4seasons

第1話

西の果てに住むと言うゴルゴン三姉妹

どこから見てとあるが

ユーラシア大陸から見て西の果てがアイスランドなら東の果ては日本ということになる。


西の果て アイスランドに彼女は旅に行った。

彼女の想像とは違いアイスランドは緑が青々と大地を覆っていた。

異常気象が日常となる現在ではアイスランドも他の例に及ばずと、彼女は不思議には思わなかった。

スーパーブルー 氷河の下に広がる氷のトンネルを見に来たのだから。

東 ユーラシアの極東に位置する島国日本から一番西に位置するアイスランドへ旅する。


彼女は頭が小さく首の長い、長い髪の少女 名前はミク。夏目ミクという。


ミクはふとした広告に目が止まった。


『スーパーブルー』その言葉に焦点が止まる。

一雫がミクの頬に落ちた。岩になってしまった少年にひび割れが走った。メドゥーサによって岩にされてしまったといわれている岩に、ひび割れが入ったのだ。


時間の経過とともに風化して丸みを帯びている岩に凹凸がうまれていく。



その顔 ミクには見覚えがあった。

「ミク 直角くんが来たよ」

「えっ 直角じゃないよ カクくんでしょう」


「お母さん これお土産です

いいのに とってもおいしいから食べてもらいたくて」

階段を降りてくる。物凄いはやさで

「こんにちは ミクちゃん」

「いいから いいからねぇ」


「そんなことをより 出かけるんじゃないの」

「まぁ ねぇ そうだね」


同じ歳の子もあり、意識は友達以上恋人未満。ミクは最近変わってきている。変な夢を見てからというもの。


玄関を開けて車に乗る。迎えに来ていたのだ。車に乗り込むミク。後を追いかけるように乗るカクである。


どこに行く。

「お茶が飲みたいなぁ」

「駅前がいいかな 車だから郊外かな」


「郊外ならデニーズだね」

「そうか そうしょう」



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