第6話

仕切り直し。放置竹林問題については早急に対策を打たなければ問題は拡大してく。




ただし、環境問題的な注目度は正直低く環境、環境の一点張りで突破できるほど甘くない。環境問題への注目度を上げるなんて草の根活動をしても正直問題の先送りに近い。




しかし、問題を先送りにしてもどんどん問題は巨大化していく。




『もし、これが問題ではなく。アイデアなら1つのアイデアを拡散的思考でもっと良いアイデアを考えて広げていく楽しい作業なのにな。』


「拡散、、なんて?」


『んー。ざっくり言うと2つある発想力の1つ。』


「もう一つは?」


『収束的思考......!』




そっか。弟の質問コーナーのおかげで一つの発想の仕方を思い出した。




今回の問題は、ほっとくと環境問題の拡大が起こる。それと同時に獣害による農業被害や防犯問題に派生していく。




『ざっくり言うと放置竹林問題を解消するには予算が必要。』


兄ちゃん久しぶりに弟氏の顔をまっすぐ見る。(ん~。やっぱ、イケメン)


「そうだよ」


散々話したことを唐突に確認され戸惑う弟(ん~。やっぱ、イケメン)


『竹被害が広がるとどうなる?』


「必要な予算は増える。」


『そ。でもあくまで竹被害による予算拡大な。』


「そうなるね」


小首をかしげる弟氏(ん~。やっぱ、イケメン)




『なら、獣害・農業被害については?防災対策については?防犯対策については?』


「全部予算が別にかかる?」


『そ。ほっとけば問題は拡大する。深刻化する。共通する問題は予算。』


「.....?....?..?.........!」






「もしかして問題点を予算に一本化する?」


さすがよくできた弟。父も母も期待しています。もちろん兄ちゃんも

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る