あとがき
【マザーグース引用について】
今回使った英文はマザーグースから引用しています。
詩を載せているいくつかのサイトから写しました。もしそのサイトオリジナルの文であったり、表現があった場合は削除します。
【あとがき】
訳す人によって印象が違うこともありますが、今回使った詩を調べてみると、早めに彼らの正体に気づくことができるかもしれません。
最後まるまる使わせてもらった詩は(Come, my childrenのやつ)、先生から彼らへ向けてのメッセージというか、見たかった景色、あるいは今見ている景色です。
blue rose、青薔薇の花言葉は作ることが困難だった為、『不可能』とされてきました。今では青いバラを作ることが可能になったので、『奇跡』や『夢が叶う』などに変わったそうです。
あまり花には詳しくないので、なぜその花にそんな言葉がついているのかよく分からないこともあるのですが、青薔薇に関してはかなり納得できるものですよね。
この変化する花言葉が先生の人生にぴったりだと思ったので、最後のタイトルにつけてみました。
前に書いた小説『箱庭の宝石』と類似点が多いのですが、実はあまり狙った目的はありません。強いて言えば、楽しかったからもう少しこういう雰囲気を味わいたいと思った、ぐらいでしょうか。
あちらの先生と比べると、こっちの先生はあまり先生っぽくないというか、生徒達を見る目線が全然違うんですよね。
基本的に先生は彼らの外見を見ています。手を取っても、気になるのは袖のボタンやカフスの状態。真っ先に目が向くのは髪や瞳の色。そういうところが根っからの芸術家で、あちらの先生とは違う点だなと思います。
ちなみに最初の予定ではデスゲームものにするつもりでした。(マザーグースの詩になぞった殺人なんて定番ですしね……)。
ゲームだったら探索するメンバーによって展開が変わるとか、そういう要素も入れてみたかったので、探索するシーンはその名残です。
サファイアの雫 膕館啻 @yoru_hiiragi
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