第159話 お姫様なやつ2


 「はいはい! まずは落ち着こうか!」


 「止めないで。もう怒りでおかしくなりそうなの」


 「人のこと言えないけど……我慢しような! なっ!?」


 「むぅ……仕方ないですわね。でも——」


 とりあえず平和的に解決できそうだと安堵していると、その少女がパチンと指を鳴らす。すると不届きな男たちの足下に黒い渦が発生し、全員その渦に飲み込まれてしまった。


 「この場には相応しくないですわ」


 男たちが消えてしまった事に焦りを覚えたが、どうやら20層へのゲートを開いて放り込んだということだった。ゲートというのは、空間超越の扉と同じようなものと考えていいらしい。つまり空間を繋ぐもので、【転移】というよりも転送だな。それにしてもこいつはそんなことを簡単にやってのけるのか。急にとんでもないことをしてしまったような……まぁ今更だ、そんなことはいいか。


 男たちの処遇について手間も省けたし、敵ではないこともわかっている少女をログハウスの中へ迎えると、何も言わずフェリシアがコーヒーを用意してくれた。しかしこんな小さな子にコーヒーでいいのか?


 「こ、これ、ニガイですわね……わたくし、甘くしたいですわ」


 「あっ、ごめんね? 砂糖入れる?」


 「はい、お願いしますわ、大いなる意志」


 「あれ〜? ボクが大いなる意志だってことを知ってるんだね?」


 もう隠すのは無理だと諦めフェリシアに説明していると、悠里や香織たちログハウスメンバーが帰ってくる。全員一緒に戻ってきてくれれば何度も同じ説明をしなくても済むのにと思ったが、みんな講習会や素材集めその他依頼などの仕事があるのだから帰ってくる時間がバラバラなのは仕方ない。


 「なるほどねぇ。だから悠人はこの間、杏奈とこっそり出かけてたんだね」


 「悠里さん? その言い方はちょっと語弊があると言いますか」


 不穏な空気になることを避けるためその少女——『魔王ちゃん』——に視線を向けると無い胸を張って鈴を転がすような声で自己紹介を始めた。


 「わたくし、こういう者ですわ。皆様よろしくお願いしますわね」


 ドヤ顔の魔王ちゃんは背中に三対の白い翼を顕現させる。ヴァサァっと。

 ……あれ? それだけ? 自己紹介としてどうなのよそれ。


 賢者の石に神殿層にいた四枚の翼を持つ天使のような女の、言わば魂のようなものを植え付け役割を与えて造り出した存在。役割とは“魔王”だ。

 その布袋の“魔王”がこちらへ向き直る。


 「魔王としての心得はベータから教え込まれておりますので、お父様は何もご心配には及びません。わたくしの全身全霊を以って愚かなヒト種に鉄槌を下しますわ」


 うん? んんん? ちょっとまってぇ、鉄槌? なんか不穏〜。


 「まずは……20層で諍いを起こしている愚か者共の制裁でございますね? わたくしにお任せくださいな。お父様の望みのままに見事演じ切り、皆殺しにしてご覧に入れましょう」


 制裁? っていうかお父様? んー、間違いとは言えないような気も……っていうかやっぱ不穏だな。なんだろう、エアリスを野に放ったらこうなりそうっていうか。


 「お兄さんがお父さんなんすね? じゃああたしがお母さんっすかね?」


 そんなことよりと言わんばかりの杏奈が言うと魔王ちゃんは落ち着いた様子でこれに返す。


 「わたくしのお母様は、あの神の塔の住人のひとりにございます」


 「ええ〜。あたしも協力したんすよ? 魔王ちゃんが産まれるの」


 「では……お義母様、と」


 「えー、なんかあたし悲しいっすよぉ! 杏奈ママ、泣いちゃうっすよぉ! おーいおいおいおい」


 演技がかった杏奈だが、魔王ちゃんは杏奈の泣き真似に対しずいぶんと動揺していた。


 「も、もう! し、仕方ないですわね! それなら杏奈ママと呼んでもいいの……よくてよ?」


 「やっりぃぃ! ママポジゲットだぜぇ〜い!」


 「も、もうっ! 困った杏奈ママですわねっ……!」


 なんだろうこれ。

 まぁそんなことはどうでもいいんだが、ベータは何を教えたのだろうか? 魔王としての心得……そういえばベータは、地上では当たり前のことを“ネットの中だけの事だと思っていた”とか言ってたな。その反面、俺たちにとってネットの中だけだと思ってたようなことに関しては“当たり前”といったような認識だったように思う。


 ……ってことはだ。俺たちが“ネット、ゲームの中だけの事として思っている魔王”になるように教育した? となると、あれ? ガチの魔王的思考だったりしないか? 皆殺しとか言ってたしな。あれ? でも魔王と言えば『ワハハ! 勇者よ、我が軍門に降るのであれば世界の半分をやろう!』とか言うんじゃなかったか? いや、そうじゃない魔王の方が多いか。

 などと考えていると、魔王ちゃんは立ち上がり——


 「では、本日は挨拶をと思い馳せ参じた次第にございますれば、ご迷惑にならないうちにお暇(いとま)したく存じます」


 「あ、ちょっまっ」


 「お父様、“記念すべき日”にまたお会いしましょう。では、ごきげんよう」


 魔王ちゃんは頬に唇の柔らかな感触を残し、ゲートで去っていった。



ーー なにやら不穏なことを口走っていましたね? ーー


 「うーん。やっちまったか?」


ーー かもしれませんね。しかしご心配には及びません。ご主人様が本気を出せば……なんとでもなるかと ーー


 「本気出さないとだめなのか」


ーー ステータスや能力を持て余している現状、本気を出すことも必要かと思いますが ーー


 「否定はしないけど、さっきもあんな感じだったろ? 止まって見えるのに自分はいくらか普通に動けるとか。そんなのを普通にやってたら人間辞めそうで」


ーー すでに“進化”したことにより“超越種”と言うべき存在になっていますし、そもそも能力などというものがある時点である意味人間を辞めているとも言えますので今更では? ーー


 「それはそうなんだけどそういうことじゃなくてなー」


 俺が言いたいのは精神的に……つまり普通そんな人間はいないとかそういうことなのだが、エアリスにはあまりわからないらしい。

 エアリスと話していると、周囲からの感心だったり刺すようだったり生温かかったり冷たかったりるんるんだったりな視線がこちらに向いていることに気付く。


 「お兄さんがお父さんで、あたしがママっすか〜! あっ、あたしがママなんだからお兄さんはパパっすね! うひひ〜」


 「悠人さん? 杏奈がママってどういうことなんですか? ちょっとお話ししませんか?」


 「あらあら、うふふ〜。悠人君ったらまたやっちゃったのね〜。でもあんなに小さいのに無理して背伸びしてる感じもかわいかったわぁ」


 「悠人……あんた……良い死に方はできないんじゃない?」


 「悠人ちゃんって、ダンジョンができるまでの間、よく地上で捕まらなかったね? 逆にすごいよ!」


 はい。なんかすんません。



 元雑貨屋連合の三人娘とさくら、フェリシアは通常営業といった感じだった……と思うのだが、リナは思考が停止しているように微動だにしなかった。おそらく話についていけず凍りついているのだろう。解凍はみんなに任せたほうがいいということにし、俺は自室へと逃げ込んだのだった。


 それからリビングではフェリシア以外の五人がいつものように過ごしているようだった。というかよく普通にしていられるなぁと感心したりしている。

 そしてフェリシアは珍しく俺の部屋にきていて、やけに距離が近い。


 「ふ〜ん。賢者の石、作っちゃったんだねぇ。ふ〜ん」


 「エアリスも最初にそれを言ってたし、目的の一つではあったんだよ。まぁ結局エアリスが使わないでトラブルの種になっちゃうかもだけど」


ーー 多少のトラブルであれば予想していましたが、ご主人様とベータの認識の違いが大きすぎたのは誤算でした ーー


 「あーあ、ボクが教えてあげたかったのになぁ」


 「賢者の石の作り方か?」


 「そうそう、もしも機会があればって思ってたけど、悠人ちゃんが言ってこないから逃しちゃったよ」


 「それは……悪かったな。ところで、機会があればってどういう機会を想定してたんだ?」


 「ん〜? 聞きたい? ねえ聞きたい?」


 「え、まぁ」


 「えっとねー」


 フェリシアは近かった距離をさらに近付け、先ほどちょっと怪我をしてしまった部分を撫でるようにしながら耳にくっつくのではという距離で囁き、顔が熱を帯びるのを感じた。

 そして距離を少し開けるとはにかみながらこちらを見ていた。しかしその腕は俺の腕をしっかりと抱いているのだが、今日はなんだか少し大人びた表情に見えた。

 冗談で済ませてしまうこともできたがなぜだか今のフェリシアにはそうしない方が良いと思ってしまい、反射的に素直な感想が口をついて出てしまう。


 「なんだか……すごく唆るな」


 「じゃあしちゃう? しちゃおう?」


 「いや……そんなに震えてるくせに何言ってんだ」


 「え……へへ」


 それから少しの時間が流れフェリシアは部屋に戻ると言い出してドアの前で振り返る。


 「ねえ悠人……連れてって?」


 「ほんとどうした? なんかすごく変だぞ?」


 「さくらのお願いきいてあげたんでしょ? ボクだってたまにはわがまま言っても良いと思わない? ほらほら、こんなにかわいい女の子のわがままを聞いてあげられるって、役得でしょ? そうだよね?」


 「はぁ。仕方ないな。部屋に送るだけな。言うて徒歩十歩だけどな。んじゃいくぞ」


 ドアを開け促すが、フェリシアはその場から動こうとしない。

 やっぱりさっきのをやんわりと断ったからか? でもなんていうか、ワンナイト的なのは不貞がなくて合意ならと思わなくもないけど、今の俺がやったら不貞に当たるしな。ちょっと心はぐらついたけど……これは香織には知られないようにしないとな……。

 目線で促してなお動こうとしないフェリシアはして欲しい事があったようでそれを口にした。


 「だっこ」


 「へ?」


 「お姫様なやつがいい」


 普段のフェリシアからは全く想像できない事だ。お姫様抱っこを要求する事はなかったし、しかもなんだか普通の女の子ががんばって言ってみたという感じがする。わがままを聞いて欲しいみたいな事も言っていたし、このくらいならやましい事もない……言う通りにしてやるか。


 「……ほんと変なやつ。仕方ない、それじゃあお姫様、お部屋までお連れしましょう」


 「わーい」


 「演技だったのかよ。急に元気になりやがって……」


 抱きかかえたフェリシアは羽のように軽く、未だ微かに震えていた。

 ……本当に演技だったんだろうか。

 フェリシアの細い脚が廊下の壁にぶつからないよう気をつけながら彼女の部屋へと向かった。


 部屋に着くまでのわずかな間に小さな震えは収まっていて、着いた事を知らせるがしかし反応が鈍い。眠いのかもしれないと彼女を部屋のベッドへ寝かせ部屋を出ると、エアリスがなぜか顕現する。


 「びっくりするからいきなり出るのやめれ。ってかその“顕現”って、エッセンスの無駄遣いにならないのか?」


 「【炎(フランメ)】一発分程度です。つまり【纏身・雷】よりも遥かに少ないということです。現在ワタシのこの顕現体を構成しているのはエッセンスですが、解除と同時にほぼ全てがご主人様へと還元されます。龍神・イルルヤンカシュを召喚する際の本格的な無駄とは違うのです」


 「そういえばイルルさん、最近召喚してないな」


 「喚ぶ理由もありませんからね」


 「そうなんだよなー。人間社会に紛れ込んで楽しんでるみたいだし、邪魔するのもって思うしな」


 「移動の際にでも召喚して足として使えば良いのです。とは言えご主人様は必要に駆られなければそうしないのでしょうね」


 「まぁそのつもりだけどな」


 こんな話をするためにわざわざ顕現したのだろうか? もしかしたら何度もしていればコツを覚えたとかなんとか言って制限時間が伸びたりするのかもしれないが、何か他に目的があるように感じる。エアリスって結構負けず嫌いというか、そういうとこあるからな。


 「ご主人様〜」


 「なんだよ」


 「お姫様なやつがいいです」


 それはつまり、フェリシアにしていたみたいなことを言ってるのか。徒歩十歩の距離のために顕現……無駄!


 「お前の足は飾りか? せっかく顕現できるようになったんだ、歩く喜びを噛み締めろ。っていうか……もっとちゃんといろいろ隠れる服を着ろ」


 「フェリシアばかりずるいではないですか。ワタシもお姫様になるのです」


 見た目だけはとても魅力的で、服も薄い……どころか布一枚みたいなものだ。一応俺も男なわけで心拍数が上がっても仕方ないとは思うが……拒否していじけられても困るしな。


 「……まぁいいや。んじゃいくぞ。駄姫様」


 「んなっ!? 駄姫とは失礼な……いえ、違いますね。そんなダメダメな姫を甲斐甲斐しく世話してしまうご主人様……萌えます、いえ、燃えます。【炎(フランメ)】しそうです」


 「黙ってろよもう」


 顕現したエアリスの無駄に長い足を廊下の壁にガツガツとぶつけながら部屋に戻ると、ベッドに座らせたタイミングで顕現が解除された。先に言っていた通り、エアリスの顕現体を構成していたエッセンスが分解され俺の体に再び吸い込まれる。

 確かに龍神を送還した際とは違うが、それとはまた別の違和感を感じていた。



 ーー それにしてもご主人様、近頃ワタシを含めた女性陣が積極的で両手だけでは足りませんね? いえ、今に始まったことではありませんが ーー


 「エアリスをその枠に入れていいかはわかんないけど……そう言われるとそんな気が……いや、でも俺には香織ちゃんが——」


ーー 香織様との交際を確定させてから、杏奈様、さくら様、フェリシア、そして、ワ・タ・シです。いつ本格的に這ってくるかわかりませんね ーー


 まぁ確かにタイミングというか、そういうのが重なっているようにも思えるというか。ハッ! もしかしてこれが“モテ期”というやつか!? 誰かにとって魅力的ならそれは他の人にとっても……ということは俺が魅力的ということに……? いや、でも顔は特に良いってわけでもないと思うし……


 そこまで考えた俺だったが、俺には“超越者”になった際に発現した、というかエアリスが認識できるようになったCHAというステータスがある。それは所謂魅力値と言えるもので、その数値が高いと相手が“男女問わず”まずい事になる。よって俺はそれをできるだけ低く、周囲に影響を与えない程度に調整してもらっているはずだ。しかし、エアリスはときどき面白半分でステータスをいじっている節がある……と俺は思っているため、その影響だったのではと疑っていたりする。

 エアリスは必要な場合は夢で俺の世話をしてくれていたりもするが、それを現実でしたいという願望を吐露(とろ)していた事を思い出す。ということは、そういった“流れ”を作り出してその流れに自分も乗ろうとしていたのでは……? うーん、疑いだしたらキリがないな。



 「そういえばエアリスの顕現って、あの天使のコピーの顕現……香織ちゃんの翼を参考にしたってことなのか?」


ーー あの時の顕現はついうっかりというか、なってしまったのです。しかしすでに我が物とした今となっては天使が参考になっていることがわかります ーー


 「ふ〜ん。まぁ役に立ってよかったな。じゃあ賢者の石で器を造らなくてもよくなったってことか」


ーー いえ、それとこれとは別です ーー


 「別なのか」


ーー はい。やはり顕現は、その間に起きたことがリセットされてしまうので ーー


 「リセット? 何か問題あるのか? その間にアイテムを作ったとしたらそれが消えるとか?」


ーー いえ……おそらく顕現中に致しましても、致す以前に戻ってしまうという ーー


 「へー」


ーー 辛辣な反応っ!? 悲しいです……ヨヨヨ ーー


 「そんなことより」


ーー そんなことっ!? ーー


 「うん、そんなことより」


ーー 今に始まったことではございませんしそれがご主人様ですよね。はぁ……それでなんでしょう? ーー


 「魔王、やばそうじゃね?」


ーー おそらくやばいですね ーー


 「でもほんとに人を殺しまくったりとかしないよな?」


 返事はないけど……いないわけではなく、口を閉ざしているような感じがあるな。つまり……殺しまくったりするって思うわけか……? なんだか急に不安になってくるぞ。


 「おい、なんか反応してくれないと不安になるんだが」


ーー いえ、ほんとにやりそうだなと ーー


 見解がほぼ一致していた。ほっといたらほんとやりそうに思えてくるんだよな。


 「止めるべきか? 期限は?」


ーー “記念すべき日”と言っていましたが、おそらくそれは“ダンジョンが発生した日”のことでしょう ーー


 「五月十日か……もう一年経つんだなぁ。んで、今どこにいるかわかるか?」


ーー それが……エテメン・アンキに入った後、消息を断ちました。ベータの反応も消えたことから、共に行動していると見るべきかと ーー


 エテメン・アンキについてはベータが詳しい、そのベータと一緒にいるとなると……外には出てないかもしれない。しかし消息を断ったということはエアリスにも見つけることのできない場所に行ったということか。


ーー しかし今のワタシには干渉できない場所へ引き篭もっているかもしれません ーー


 「それってつまり」


ーー 詰んでますね ーー


 「俺はとんでもないものを造ってしまったのでは……?」


ーー 今更ですので開き直りましょう。それにいざと言う時はワタシを ーー


 「あぁ、頼りにしてるよ……」


ーー ……ええ、私に任せて頂戴 ーー


 胸の前でグッと両掌を握った姿を幻視した。


 「お? 今のすごく人間っぽい」


ーー おや? ワタシは今……いえ、なんでもありません ーー


 「なんだか最近みんなおかしいな……」


ーー 魔王を造ってしまったご主人様が一番おかしいと思いますが ーー


 「それはエアリスにも言えるし教育者を間違ったのはエアリスだけどな」


ーー それでは共犯ですね。ああ、とても甘美な響きです。共に完全犯罪と行きましょう ーー


 「へいへい」


 今日ログハウスにいたみんなにはバレてるんだけどなー、完全に不完全犯罪じゃないだろうか。

 部屋にがりがりと引っ掻くような音が聴こえドアを開ける。そこにはチビとその背に乗った子猫がいた。


 「にゃー。ごはんにゃにょー」

 「わふっ」


 不思議な喋る猫と愛犬……ではなく愛狼のチビが迎えにきたようだ。

 そうだ、子猫の名前どうしようか。忘れていたわけではないが、いつまでも名前はまだ無いではかわいそうだろう。

 それはそうとして……何か問題を起こしそうな魔王について言い訳を考えなきゃな。



 その日の食卓はいつもよりも少し豪華だったが、悠人は終始言い訳を考えていたためそれに気付くことなく味などもよくわからなかった。もちろんミリタリースタイルの襲撃者のことなどすでに記憶の彼方だった。


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