第82話 怪物


 学校から帰る子供達をチビはちょっと興味深そうに見ていた。

 そういえばチビは、子供がいっぱいいるところなんて見た事ないからな。同じような鞄をもって同じような帽子を被って集団で歩く姿は不思議なんだろう。

 コンビニの前を通った時、立ち止まってなにやら話している、おそらく低学年であろう小学生たちがいた。エアリスが『なかなか面白い話をしていますね』と言っていて気になった俺はエアリスに盗聴してもらうことにした。


 「嘘っこ当てゲームしようぜー!」


 「いいよー!」


 「最初はオレからだ! え〜っと……コンビニのレジのおねーさん、最近カレシできたんだぜー!」


 「え? う、うそだー!」


 「ぶっぶー! ほんとでしたー! さっき入って行ったおにーさんがカレシなんだぜ! ほらあの人!」


 「レジのおねーさん……ちょっと好きだったのに…うぅ……すっごく仲良さそう…」


 外れた少年はデコピンをされていた。


 「じゃあ次お前な!」


 「じゃ、じゃあ……クラスのチカちゃん、昨日隣のクラスの山田くんから告白されてたぞ!」


 「な、なに!? そ、そんなの嘘に決まってる!」


 「ぶっぶー! ほんとでしたー!」


 「し、信じたくないいいいい!」


 なんでもない子供特有のオリジナル遊びなのだろうが、つい足を止めて聞いてしまっていた。これで一勝一敗か。


 「気になるんですか?」


 「あー、うん、ちょっとね。嘘って言って当たったらどうなるんだろうと思ってさ」


 そう疑問を口にすると、てけてけと子供たちに近付いていく香織。俺ならなかなか勇気のいる行動だ。


 「ねー君達、ちょっといい?」


 「なに?」


 「今のって嘘を当てるゲームなの?」


 「嘘っこ当てゲームな! そうだぜ!」


 「そうなんだ〜。嘘っこ当てゲームで嘘か本当かを当てたらどうなるの?」


 「デコピン一回だよ!」


 「嘘を見破ったら嘘ついたやつが正体を明かすんだぜ! それは悪いやつだからデコピンで退治するんだ!」


 「そうなんだ〜。教えてくれてありがとうね」


 「じゃあおねーちゃんもしようよ!」


 「私が当てる方?」


 「当てられる方!」


 「それじゃあ……そこにいるお兄さんは、私の彼氏です。どうかな?」


 「むむむ〜……さっき手つないでたし……本当!」


 「嬉しいけど、ぶっぶ〜!」


ペチン!


 「うぉ! いってー! おねーちゃんのカレシじゃないんだね、お似合いなのに」


 「ふふっ、ありがとう♪」


 その話を聞く限り、嘘を見破ったら相手が正体を明かすのか。ってことは設定としては悪魔とか妖怪とかが人に悪さをするってことだな。そいつを退治するには嘘を見破るしかないからまずは正体を明かさせてからデコピンで退治か。でも本当のことを嘘だって言っちゃうと逆にやられる、と。


 「考え事ですか?」


 「うん、ちょっとね」


 「手伝えること、あります?」


 「うーん、どうかなー。今のところわかんないや」


 「じゃあ何かあったら言ってくださいね」


 「うん」


 ビルの影になる一帯に入ると、先ほどまでよりも暗く感じた。ぶらぶらと散歩してただけなのだが、結構時間が経っていたようだ。そのまましばらく歩いていると、カラフルなネオンが目立つ一帯へと足を踏み入れそうなところまで来ていた。

 それに気付いた時、回れ右が今の俺に必要なことだろうと思った。


 「あっ、悠人さん……!」


 「ど、どうしたのかな?」


 「この先は行かないんですか?」


 「この先に行ってもなにもないから……」


 「そうなんですか……でもちょっとくらい寄って行っても」


 「も、もうすぐ暗くなっちゃうね。そろそろ帰ろっか」


 「……は、はい。あの、えっと、帰るってどちらに?」


 「え? ログハウスにだよ」


 「そ、そうですよね。悠人さんのお家のお部屋にじゃないですよね」


 「ん? ログハウスに戻るにしても家に行かないとだし、それも間違いではないかな。部屋には寄らないと思うけど」


 「あ、あのあの、家で少しゆっくりしませんか!?」


 「え? でも……」


 「ご両親も『ゆっくりしてっていい』って言ってましたし! ね!?」


 「あ、はい。じゃあ少しだけね?」


 「やった!」


 胸の前で両手をグーにして喜んでいる。こういうのが似合ってしまうのが香織なのだ。しかし香織以上に喜んでいるのはチビだった。


 「わっふわっふ!」


 「チビは嬉しいのか〜?」


 「そういえばチビも初めてダンジョンの外に出たんですか?」


 「たしかそうだったはず」


 「やっぱりそういうのって嬉しいんですかね?」


 「なのかな。まぁ俺たちがダンジョンに好奇心で入るみたいなもんなのかな?」


 「ふふっ、そうかもしれませんね」


 自宅に戻ると両親も帰って来ていて、その両親と戯れるチビは大層かわいがられた。しかも元のサイズになっても、超小型犬サイズになっても、だ。というかサイズが変わる狼に馴染んでいるこの両親、ただものではないかもしれない。


 「二人ともさ、チビはモンスターなんだよ?」


 「知ってるわよ? さっき聞いたもの」


 「そうだな。さっき聞いたことを忘れるほど耄碌してないぞ」


 「怖くないの? 狼だよ?」


 「大きくなったら凛々しいし、小さくなったらかわいいし、それにこんなに懐いてくれてるじゃない。控えめに言って、超カワイイわね」


 「うむ。この子は普段どこに住んでいるんだ?」


 「ダンジョンの中のログハウスにいるよ」


 「え? ログハウス?」


 「そういえば詳しく話してなかったっけ? ダンジョンの中にログハウス建てたんだよ」


 信じられないといった様子の両親。しかしダンジョンの中に住んでるようなことを伝えたような伝えなかったような……


 「お父さん、私の聞き間違い?」

 「お母さん、たぶん聞き間違いじゃないと思う」

 「ということは、リゾート施設を息子が作ってしまったというわけね! これはいかねばならないと思うの」

 「ダンジョンということで不安はあるが……リゾートなら仕方ない」


 「リゾートじゃねぇ……」


 それから二人に詳しく説明し、しかしその事に関しては他言しないでほしいと念を押しておいた。その交換条件として、今度招待しなさいと言われたので適当に返事をしておいた。

 御影ダンジョンに入り転移する前に香織に疑問を投げかけられた。


 「悠人さん、ご両親がログハウスに来る事、気が進まないんですか?」


 「うん。全く持って気が進まないねー」


 「どうしてです?」


 「父さんは結構慎重なタイプだって思ってるからいいんだけど、母さんはねー」


 「お義母様に何か問題が……?」


 「結構お気楽なとこあるから、ダンジョン満喫しようとして事故にでもあったらって思うと……」


 「じゃあその時は! 香織が! 一緒にいますから!」


 「え? あ、うん」


 「大船に乗ったつもりで大丈夫です!」


 ふんすっ! と聞こえそうなポーズで胸を揺らす香織。大きい。じゃなくて、世話をかけるようで申し訳ないな。

 

 ログハウスに【転移】で戻った俺たちのすぐ近くにいた悠里が「ひっ」と声を上げる。やっぱ結構びびりなのでは? だが揶揄わない。こういった場合、悠里を揶揄っても良いことはないからな。


 夕食時になるとみんなが揃い、いつもの食卓となった。杏奈は俺と香織のデートが羨ましいと言いつつ揶揄ってきて、香織のひと睨みで黙らされていた。ログハウスカースト最下位は杏奈か俺のどちらかかもしれないな。ともかく、ただの散歩という息抜きのつもりだったが、女性陣がデートにしたがるのはいつも通りだし問題ない。それに女性のデート好きは当然のことなのだ。なぜかって? 女性だからさっ(謎理論)。


 しかし息抜きとは言えひっかかっていることもあった。小学生たちの“嘘っこ当てゲーム”である。それに昨日はエアリスも唐突な話題を振って来たし、なんとなくだがいつもと様子が違っているようにも思える。もしかすると……


 「悠人さん? 悠人さーん?」


 「ん……どうしたの?」


 「早くお風呂入っちゃいましょう?」


 「あー、そうだね。そうなんだけど、どうしてタオルと着替えを持って俺の部屋に?」


 「髪を洗ってあげたいな〜……なんて」


 「……いや、でも」


 「ダメ……ですか?」


 「ダメ……じゃないです。それじゃあ先に入ってるね。て、『転移』」


ーー ご主人様が上目遣い懇願のポーズに弱いと言うことを熟知していますね ーー


 (くそぅ。あれは卑怯だ……。抗えない)


ーー ですが洗ってもらうのはとても良いものなのでしょう? ーー


 (そうなんだよなぁ)


ーー なら良いではないですか。そのままお風呂でのぼせるようなことをしても ーー


 俺が風呂場に転移してすぐチビもついてきて小型犬サイズで湯船に飛び込んでいた。元のサイズでも泳げるくらいの大きな風呂があればいいんだけどね。

 少し経つと香織も入って来て、今日は前だけを隠しているスタイルではなく、今日買ってきた大きいタオルを巻いている。それはそれでなかなか強い刺激を感じるものだが、チビのおかげでそれも和らいでいた。


 「今日はありがとうございました」


 「そんな……こちらこそありがとう。楽しかったよ」


 「香織も楽しかったです!」


 「いつも香織ちゃんがダンジョンデートって言ってるのより、ちょっとはデートっぽかったかなって、今考えると思うよ」


 「ふふっ、そうですね〜」


 香織が先に髪を洗い、その後で俺の髪を洗ってくれた。タオルを巻かなくても大丈夫なように色の濃い入浴剤のおかげで香織はタオルから解放されお湯に浸かっていた。充分温まると先に香織が出てから少し後に俺が出る。チビと髪を乾かしてリビングへ行くとみんなのんびりとしていたのでそこに加わった。


 「ところで悠人君、26層攻略の方法は思いついたのかしら?」


 「え? なんで?」


 「27層へはまだ行けないし、それに26層から戻った後の悠人君は考え事をしているように思ったからよ?」


 「へ〜。そんなことで……すごいな。でもまだ、あと一歩って感じなんだ。っていうか考えてるのは26層をっていうより幻層自体をって事なんだ」


 「じゃあ考えが纏まったら、ということね?」


 「うん。なのであと少々お待ちくださいって感じかな。たぶんだけど」


 「わかったわ。それじゃあ今日も——」


「「「「デモハイしよう!」」」」


 とは言ったものの、今日の俺はほとんど香織がプレイしているのを眺めているだけだ。時々代わってもらっているがほぼ香織がやっている。いつもの香織は追う側と逃げる側がランダムで決定するにも関わらず、悪魔側として逃亡者を追いかける側にばかりなるのだが、今日は逃亡者と悪魔を半々といったところ。他のみんなが使う悪魔は新鮮で、いろんな能力を持った悪魔を使い逃亡者を追い詰めていく。


 逃亡者を物陰からこっそりと一定時間見つめることで普通なら二度攻撃を当てなければ捕まえられないところを一度で済むという悪魔・ダークストーカー、どこからともなく大きな鎌を取り出し長い距離を直線的に超スピードですり抜けてその進路上にいる逃亡者全員に攻撃を当てられる悪魔・サイコリーパー、他にも捕まえた逃亡者になりすまして油断を誘う悪魔などなど様々だ。


 「う〜ん。この“なりすまし悪魔”は強くなさそうに思いましたけど案外厄介ですね」


 「ふ〜ん。それって誰が使ってるの?」


ーー ワタシです! ーー


 「エアリスが使ってるのか。もしかして何度か見たけど、全部エアリス?」


ーー その通りです。捕まえた人と同じ姿になる事ができるのですが、わかっていても油断してしまうものなのです。そこを突く汚いやつですね。しかも見た目的にも臭そうです ーー


 「エアリスの趣味じゃなさそうなんだけどな……それにしてもなんだか襲撃してくるスラッジマンに似てるな」


ーー そうですね ーー


 「あっ、味方が来ましたね。一緒にこの配線を直しま……あぁぁ!?」


ーー 残念でした! ワタシです! ーー


 「だ、騙されたー!」


 「うむぅ、本当にその通りになってる。こんなのがダンジョンにいたらやばいよね」


 「そうですね。悠人さんの姿で出てきたらしばらくは疑わないかもしれませんし、疑い始めても偽物と言えないかもしれないですね……見破る前に嘘を言われたらそれを素直に信じちゃいそうです」


 「そうかな? 香織ちゃんは索敵みたいなこともできるしすぐ見破れそ……うん?」


 「どうしました?」


 「索敵……偽物……嘘……ニオイ」


 「え?」


 「ちょっと調べ物するから、香織ちゃんはそのまましてていいよ」


 それから俺はスマホで調べ物をしていた。検索結果が表示されるまでの時間がもどかしい。ページを開いてから表示されるまでの少しの時間がとてももどかしい。画面が小さいため読みづらい!


 「ちょっと俺、一旦実家に戻るね。『転移』」


 「え? ちょっと悠人さん待ってください私も……はぁ…行っちゃった」


 「くぅ〜ん?」


 「チビと一緒にお留守番だね〜」


 「わふん」


 実家の部屋に戻った俺はパソコンを立ち上げる。思えばかなり久しぶりな気がする。OSアップデートとかこないといいな。あれが来るとしばらく使えなくなったりするからな。


ーー 自宅に戻ったのは良い判断かと。ワタシはダメかもしれませんが、おそらくご主人様ならば、ここからならば問題ないでしょう ーー


 「どういうことだ? なんか26層に行ってから、エアリスがはっきりと教えてくれなくなった気がする」


ーー 悪い意図はないのです。そうする必要性があると判断しています。壁に耳あり障子に目ありといいますから ーー


 「……壁に耳あり障子に目あり、か。エアリスが心配してる事が分かった気がするぞ」


ーー ご理解いただけてなによりです。それでは少しの間、ワタシは準備と能力使用のサポートに徹するため、引きこもります ーー


 「わかった。んじゃまたあとでな。……よし、調べるか」


 それから部屋の中にはパソコンのキーボードをカタカタターン! とする音が響く。もちろんブラインドタッチだ。エンターキーを押すときにターン! となってしまっているのは得意げになっているからではない。急いでいるから力が入っちゃうだけだ。状況としては急ぐ必要はないのだが、今は俺の好奇心のようなものが俺の指に乗り移っているような感じがする。

 キーワードを入れ検索してはマウスを使って画面をスクロールする。キーワードを変えては何度も繰り返しているうち、おそらく探していたのはこれかもしれないというものを見つけ出すことができた。


 「なるほど。こいつならぴったりかも。でもこれが正解ならなんで得意技を使わなかったんだ? いや、使えなかった……? それとも使っていたけど効果がなかった? なんでだ?」


 幻層へと入ってからを思い浮かべる。さくらと一緒に、さくらと杏奈、悠里と香織。

 俺が一人になったのはほんの数分程度だった。だから俺には、俺たちには意味がなかったのだとすると納得できるものがあった。



〜〜〜〜〜


 それは元は人間の女性だった。その美貌からとある神に見初められ子を持った。しかしその神には妻がおり、その妻の復讐により自らの子供を殺すようにされてしまう。その悲しみと絶望は彼女の存在すらも変えるほどだった。

 彼女はその悲しみや絶望、怨嗟を和らげるため、子供を見ると殺すようになった。しかし神の妻による復讐はそれで終わらない。彼女が眠れなくなるよう呪いをかけ、それにより彼女は子供を失った事実から眠りの中へと逃れることさえできなくなったのだ。


 その後彼女は眠りを許されず子供を失ったのは自分を見初めたとある男神の所為だと思うようになる。

 美しい女の姿に変身、周囲の景色も幻覚を使って変えた。能力を使用すると悪臭を放つのだが、魅了された男にとっては甘い香りに感じるとされている。魅了の影響を少しでも受けた男を誘惑・姦淫、挙げ句の果てにその男の血を啜り喰らうようになった。


〜〜〜〜〜



 これとかぴったりじゃないだろうか? 嗅いだ事がない悪臭を感じたこともあるし。それに俺たちが作った百本のミスリル武器、おそらく最初から使い続けられていた。いざとなったら、という約束は守られていなかったのだと思う。


 それにエアリスの索敵をすり抜けて来たこともあったし、感知したと言わず違和感があるといった場所に人がいたこともあった。

 いきなりエアリスがニオイについて話し出したこともあった。きっとその時には気付いていたんだろう。しかし幻層は“誰か”の記憶を元にしている可能性が高い。

 その“誰か”である可能性が一番高いのは俺だが、それよりもエアリスが最もダンジョンに近しい存在だ。それによりダンジョン内ではその“敵”から読まれると思ったのかもしれない。読まれても大丈夫だろうと思うかもしれないが、その“敵”はどうも幻層を思うがままにしている可能性が高い。よってこちらの手の内がバレてしまえば予め対策をされてしまうかもしれないし、それだけでなく何をしでかすかわかったもんじゃない。


 香織の記憶も一部反映されていたように思う。新作の白いワンピースだ。しかし香織の能力により一度受けた効果に対して免疫を持つ可能性が高く、それによりその一部しか記憶を読めなかったのかもしれない。しかしそれでも、なるべくなら知らない方がいいのだろう。


 一方でさくらの場合、軍曹が結婚していることを知っていたにも関わらず幻層の軍曹は独身だった。もしかするとさくらは最初からその手の類には耐性があるのかもしれないが確実にそうとは言い切れない。だが知らなければ百パーセント大丈夫ということだ。


 そして俺。エアリスは「能力使用のサポートに徹する」と言った。エアリスは俺に正体の予想を話した記憶は無いし、外からの情報を受信することなく俺のサポートをするということになる。エアリスならば俺の記憶を読まれることから守るだろう。ダンタリオンの時のように俺が精神支配されることからも守るだろう。そしてエアリス自身は、言葉通り俺の中に『引きこもる』だろう。


 そしてどうやって“見破った”とすればよいのか。

 

 彼女には弱点があり能力を使う際、悪臭を放つことで正体が知られてしまうというのだ。そして嘘を嘘と言い当てることで虚飾の幻影は消え去るらしい。本来ならその悪臭はすでに悪臭と感じない状態にさせられているのだろうが、俺にはエアリスがついているからな。たぶん……大丈夫だろう。

 それだけではなく、言葉責めに弱いらしい。要は悪口だ。それで“敵”を責め立てて……どうしよう。とりあえず動揺させてみるか……?

 それに戦闘になったらどうするか。全く考えていなかったので不安だ。強さも全くの未知数だしな……不安だ。


 とりあえず標的の目処は立った。しかしその怪物のことについては念のため一緒に行ってもらうと決めているさくらと

香織にも秘密にしなければ。

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