第30話 免許交付
大型二輪の資格を持った免許にするためには、住所地の警察署か運転免許試験場で新しい免許を交付してもらう必要があります。
では、すでに中型二輪免許を取得していて、教習所で大型二輪の卒業検定を合格した人は、新しい免許の交付をしてもらうのに何をやるかというと・・・
単純に『大型二』という表記が入った免許証にしてもらう事務手続きのみで終了です。
普通二輪の学科教習と大型二輪の学科教習は同じもので、普通二輪所持者が教習所で大型二輪教習を受けても、学科の授業は一切ありません。ただ12時間実技教習があるだけ。
ですから、免許交付に対しての運転免許試験場での学科試験も無いわけです。
そして教習所で大型二輪教習を受けるメリットの大きなものとして、教習所での卒業検定に合格すると、運転免許試験場での実技試験が免除されるという事。ですので、大型二輪の表記された免許証を発行してもらうのには、事務手続きだけで良いのです。
警察署でもこの手続きは可能ですが、警察署の場合即日交付が行えません。運転免許試験場では時間に寄りますが即日交付できます。
卒業検定試験が午前9時からで、卒業証書をもらったのが11時20分くらい、教習所から運転免許試験場までは、さほど遠くはないものの午前中の手続き時間終了に間に合うかどうかという微妙な時間帯。
まぁ試験時間しかヘルメットを被っていないので、思ったより髪型(いうほどすでに毛量は多くはないですが(笑))も崩れていなかったので、このまま家には戻らず真っすぐ運転免許試験場に行くことにしました。
運転免許試験場の駐車場に車を止めたのが11時50分、あと10分あるので証紙くらは買っておこうかと思いましたが慌てるのも嫌だったので、たまたま車に積んであったプロテインバーを食べながら軽い昼食。
12時30分くらいに、何となく証紙だけ先に買えたら買っておこうと正面玄関へ歩いていくと、なにやら大きな張り紙の前に職員(警察官なのかな?)が2名いて、やってきた人にどんな手続きで来たかを聞いていました。
『今日はどんなご用件ですか?』
『えーっと、併記申請に来たのですが』
『あー、それならこの整理券を持って、あちらでお待ちください。時間になったら番号をお呼びします』
そうです、コロナ対策として、施設内の人数制限を行っていて、結局のところ13時前施設に入れず、玄関付近の間隔をあけて置かれている椅子に座って待つことに。
時間となり整理番号を呼ばれ、証紙を買って割り印を押して、目の検査、そして免許用の写真を撮ったら、あとは新しい免許証が出来るのを待つのみ。
写真撮影が13時20分くらいでしたが、新しい免許証の引換券には、”16時引き渡し”と書かれていました。
うーん、あと2時間半も待つのか・・・そこで一度家に帰ることにしました。家と運転免許試験場までは車で45分くらい掛かりますが、途中で用事を1件足していくことに。それは、玄米の精米(笑)。
あさ、教習所へ出かける前に妻から
『あ、クルマに玄米乗ってるから、帰りに精米してきて~』
と頼まれていたものです。まぁコイン精米所は教習所の道路を挟んだ迎えにあるホームセンターにあるので、免許証をもらったあとで帰り道だからそのとき精米しようと思っていたので、前倒しすることに。
家に帰って、精米したての熱を持った白米を、広げた新聞の上に平らに広げておきます。こうしておかないと熱でお米が美味しくなくなっちゃうんでね(笑)。
そうこうしてるうちに、時間は15時過ぎになったので、再び車で運転免許試験場へ。
15時45分に到着し、少し早いですが恐らくもう新しい免許証は出来てるだろうと、引き換えの窓口へ行き確認すると
『はい、これですねぇ、名前と住所が間違ってないか確認してください』
『はい、間違いないです』
これで、ようやく大型バイクに乗る権利を手に入れました!しかも、嬉しい誤算で青色5年免許だったのが、ゴールド免許になってました。
たしか前回の更新の時、あと数ヶ月でゴールドになるところでの更新で、再び青免許となっていたので、これは嬉しいですね。
車に戻り、ニヤニヤしながら新しい免許をじっくり確認、さっきも確認しましたが資格の欄にはっきりと、”大自二”の文字が。
すぐに新しい免許の写真を妻にLINEすると
『おめでとう!今日は祝杯だね!』
との返事。
帰宅後、お酒を家でほとんど飲まない僕のための祝杯とは、何を指しているの待っていると、帰ってきた妻から
『おめでとう!まるごとバナナの定価品買ってきたよ!』
なるほど、これは確かに贅沢な品です(笑)。
教習所入校から約3ヶ月かかりましたが、資格は取ることが出来ました。が、この時点ではまだライダーとは言えず、ただ免許持ったおじさんです(笑)。
ここからが一番難しい、”再びバイクを手に入れれるか”ですが、こればかりは僕のお小遣いで簡単にどうにか出来るものでは無いため、まずは妻を味方に付けることから始めますか(笑)。
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