第79話 閑話 コアシスターズ

 異次元ハウス、会議室に集まったのは、


「では、これよりコアシスターズ、略してコアシスの会議を始める。議題は【今後、どの様にして出番を増やしていくか?】司会はマロンが努めさせていただきます」


 紅のポニーテールを揺らし、今日は秘書のようなスーツを着ている。


「はい!」

 と手をあげるのは、金髪ショートカットのアラレ。


「はい、アラレさん、どうぞ」


 アラレは立ち上がると、

「自分、新人なんでよくわかりませんが、上のお姉さんがたは出番が少ないんですか?」


「説明しますね。アンコと、私マロンは少なからず出番はあります。ですが、ヨウカとフクに関しては、登場時のみ、ですね」


「……わ、分かりました」

 アラレは下を向き、静かに座る。


「分かっていただけたと思いますが、このままではダメですね。ということで、この会議でみんなの意見を聞いていきたいと思います。では、順番に新しく、ハウスに来た人から意見を出していきましょう」


 すぐにゆるふわ緑髪のリンが立ち上がると、

「それではぁ、コア主催でイベントを開催するってのはどうですかぁ?」


「「「「おぉ!!」」」」

 四人がざわめくが、


「それはどのようなイベントですか? 内容にもよりますね」

 マロンは冷静だ。


「んー、撮影会や握手会なんてどうでしょう?」


「却下! それは某アイドルがやってるし、そんな人気があれば、こんな会議をしていない!」

 ここでの最年長にして最年少のような、銀髪ロリのアンコが叫ぶ。


「そうですね、とりあえずは人気がなければミジメになりますので、却下します。次、お願いします」


 リンは「あらぁー」と言いながら席に座る、交代する様にアラレが立ち上がる。


「それじゃあ、人気を得る為に、歌とか踊りとかを練習する?」


「ちなみにどんな?」

 マロンが聞くと、

「えーと、ノセかモッチーに聞けば」


「「「「却下!」」」」


「却下です。あのお二方は、そう言う話になると目が変わりますからやめておきましょう」


 あまり納得いかなかったのか、アラレはふて腐れながら座る。


「それでは、私ですね。とりあえず、私達、ダンジョン組は守護者を人気にしたらいいと思うのです。という訳で、カズトさんの第二夫人に私の守護者、雪菜を」

「「ーー異議あり!」」

 白髪ストレートのフクが話すと、叫ぶ二人。

 

 アンコとヨウカだ。

「それなら、一番長く一緒にいる私がなる!」

「いいえ、私の守護者、ミリアがなります。アンコは見向きされていないでしょ?」

 アンコに痛烈な一撃を叩き込むヨウカ。


 よろめきながら、

「よ、ヨウカ。言ってはならぬ。言ってはならぬぞぉー!!」


 アンコとヨウカ、喧嘩による離席。


「フクの言う事は、一理ありますが。カズトさんには奥様の美羽さんがいますので、ここでの議論は無駄になります。却下で」


 フクは頷き、

「それでは、マロンさんはどうお考えですか?」


「そうですね。とりあえず、私達を知ってもらう為、紹介してもらう、という事でどうでしょう?」



 マロンの提案は賛成され、キャラ紹介が載せられる事になった。


 ……コアシスターズ、これから活躍できるのか? そして、増えるのか?


 という訳で、キャラ紹介です。

 


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