吸血鬼達は日常を歓喜する

鯖の味噌煮

第0話登場人物まとめ・用語集

*新しい登場人物や分かりにくい用語などが小説内で出た際に更新します*



<用語集>

*世界観*

人間の突然変異個体ミュータントが秘匿的に存在する世界。その中でも現代日本『トーキョー』では人の血肉を食う鬼『吸血鬼』が闇夜に跋扈している。

世間に吸血鬼の存在を発表していないため、吸血鬼の引き起こす事件は全て警察の対処できない「怪事件」としてお蔵入りすることが多い。 

そこで吸血鬼退治に特化した『ヤタガラス』と言う組織が存在する。



-用語-


吸血鬼きゅうけつき

人の血肉を食う鬼。基本的に不死であり、超人的な身体能力や再生能力を持つ。しかし食人衝動や吸血衝動が非常に強く、自制するには時間や強い意志が必要とされる。大抵は個人が多いが、中には吸血鬼の中で連合などを組んでいる者もいる。


上位種じょういしゅ

吸血鬼の中でも多くの人を食らったり、長い時間を生きている者の事。不老不死、超人的な身体能力や再生能力の他にも、『鬼技』と言う特殊能力を使用できる。

下級の吸血鬼と違い食人衝動を制御でき、知的で狡猾である事が多い。


鬼技きぎ

上位種の吸血鬼のみが使用できる特殊能力。俗に言う超能力、科学では説明できない能力の事。



☆吸血鬼の増え方

人間が吸血鬼に変貌することで吸血鬼は増える。変貌は人間が吸血鬼から血を与えられ、拒絶反応が起こらなかった場合のみ発生する。また、吸血鬼には生殖機能がなく、性行によって子を孕むことはまずない。

唯一、先天性的に遺伝子変異体として生まれた場合のみ、人間の腹から吸血鬼が生まれる。

人から吸血鬼になった事実を受け入れなかった時、記憶障害を起こし人間であった時の記憶を喪失、混濁が発生する事がある。


孤継こつぐ

吸血鬼が人間に少量の血液を与えて、人間が吸血鬼化した場合のこと。一般的な吸血鬼。吸血鬼になった人物は、血を与えてきた吸血鬼とは全くの縁を持たずに自由な存在。


徒継とつぐ

吸血鬼が人間に大量の血液を与えて、人間が吸血鬼化した場合のこと。孤継とは違い、血を与えてきた吸血鬼による要求<命令>には絶対服従。主人が死ぬと徒継も死ぬ。


○<命令>《オーダー》

主人側の吸血鬼が徒継にできる絶対服従の要求命令。徒継はこれに逆らうことができない。単純なものほど強力に働きやすい。



☆ 吸血鬼の殺し方

不死性を持つ吸血鬼の殺害には、祈りを込められて作られた銀製の武器『銀因』で心臓を貫くか壊す必要がある。また日光に弱く、日の元で長時間行動をすれば死亡してしまう個体も少なくはない。吸血鬼による同族殺しは時折可能のようで、心臓を喰らう事で殺害が出来るとされている。

死亡すると一定時間後、霧のように体が霧散し、吸血鬼が身につけていたもののみ残る。


血命同盟けつめいどうめい

上位種の中でもトップクラス10名による連合。傑位が高いほど吸血鬼として厄介。



○ ヤタガラス

吸血鬼事件を解決する為に特化した非政府組織。日々、吸血鬼の動向や事件などに関する情報を集めている。構成員は吸血鬼殺しのできる『八咫』である。


八咫ヤタ

ヤタガラスの構成員であり、吸血鬼殺し。八咫になる最低限の条件は、吸血鬼を殺す為の銀因を扱いこなす事。

階級が存在し、訓練生→3級→2級→1級となっている。吸血鬼を殺すと上がっていく。因みに給料も上がっていく。


銀因ぎんいん

祈りを込められて作られた銀製の武器の事。人間が吸血鬼を殺すに必要な道具。

銀因はヤタガラスの技術班でのみ作成ができ、八咫に配給される。銀因の形状は様々で、使用者である八咫に合わせて作られる。普段はドッグタグの形をしており、武器に変化することができる。


○訓練所

八咫の訓練生が吸血鬼を殺す技術を学ぶ場所。師範としてどの訓練所にも現あるいは元1級八咫がいる


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-登場人物-

☆血命同盟メンバー


禍獣まがしし

年齢:?

鬼技:?

血命同盟1傑。詳細不明。


破月はがつ

年齢:見た目30

鬼技:?

血命同盟2傑。

黒髪で、黒い度の高い眼鏡をつけている男性。同盟内では細身の分類。

破月製薬会社の創設者であり社長。神経質で機嫌が悪いことの方が多い。とある目的を果たすために吸血鬼になり、人間と吸血鬼の数を調整している。



阿木斗あぎと

年齢:見た目20前半

鬼技: 電雷でんらい

→電気を操る能力。汎用ができる能力な為、色々悪いことをするのに使っている。

血命同盟第三傑。

色素のない真っ白な髪で、右目は隠れているアルビノの男性。優男の顔だが、筋肉などはついている。

新しい物好きでテンションが高く明るいが、その心には子供のような無邪気な加虐性と大人の狡猾さが包容されている。能力や地位も相まって策士。ただし、周りに指摘されるほどだらしない時が多い。


零架レーカ

年齢:見た目16

鬼技: 電令でんれい

→テレパシー、サトリの能力。相手の心の声を聞くことができる。

阿木斗の徒継。

濃い茶色のボブで、少し気だるげそうな少女。平均的な身長で、全体的に膨らみが少ない。

ローテンションで言葉足らずな所があり、諦め癖が強くついている。その一方で鬼技と元の素質からか周囲の状態把握が得意。間の悪さは自覚しており、どうしようもない事と諦めている。


さくら

年齢:見た目20

鬼技:?

血命同盟4傑。

青いポニーテールの気難しそうな女性。女性の中では高身長で、健康体。

筋金入りの男性嫌いかつ人間嫌い。そのため発せられる言葉の多くは、棘がある辛辣なものである。大切な肉親が1人いる。


無極道満むきょくどうまん

年齢:見た目40

鬼技:?

血命同盟5傑。

黒いサングラスに派手な見た目の男性。全体的にヤクザの頭領みたいな格好をしている。

見た目に反して非常に交友的で、面倒見の良い兄貴…おじさんタイプ。そのため損な役回りを任せることが多いが、そのことも楽しんでいる模様。


マリー

年齢:普段の見た目20前半

鬼技:化粧けわい

→自分の好きな見た目に変身できる能力。性別や骨格、年齢など人間であれば何でも可能。

血命同盟第六傑。

普段はロングの緑の髪にスタイルの良い女性の姿をしている。この姿を1番気に入っている。

上品でいつも優雅な雰囲気を持ち、子供、未成年に非常に優しい。しかし一方で子供だけを喰らう吸血鬼でもある。吸血鬼になったときの記憶が曖昧であり、ただ「母でありたかった」ことだけを覚えている。


テト

年齢10(見た目20)

鬼技:変化へんげ

→自身の見た目を成長させたり、幼体化できる能力。普段は成長させてる状態。

マリーの徒継。

黒髪短髪の筋肉質な好青年の見た目を普段はしている。実際は10歳ほどの少年。

明るく元気な性格だが、幼少期の影響で自己評価はあまり高くない。また人間時代の生活環境が良い物ではなかったことから、文字の読み書きが少し不自由。マリーに救われたことから、彼女のことを尊敬して好意を抱いている。


イヴァン

年齢:見た目30前半

鬼技:?

血命同盟7傑。

化粧が派手な男性(女性)。体躯はがっしりとしていて筋肉質。

独特な猫撫で声で話すことが多く、誰に対してもフレンドリーに接しようとする。また自分より見た目年齢が歳下であると、「かわい子ちゃん」と認識する傾向がある。


伊賀(いが)

年齢:?

鬼技:?

血命同盟8傑。

忍者の見た目をした吸血鬼。服装によって、詳しい身体情報は不明。

古風な喋り口で、口数も必要最低限であるため、詳細は現在不明。破月と行動をよく共にしている。


トウジョー

年齢:見た目25

鬼技:?

血命同盟9傑。

色素の薄い灰色の髪の儚げな見た目をしている男性。筋肉量は同盟内で1番少ない。

自称漫画家。妄想癖があり、人の話を聞かずに勘違いすることも度々ある困った性格をしている。人見知りな節はあるようだが、心の声も実際の声も煩い。


鳥羽とば

年齢見た目30後半

鬼技:超再生

→自分の体がどれだけ損傷しても、直ちに再生することができる能力。

血命同盟10傑。

黒髪短髪の男性。一般的な30代後半の成人男性の体格をしていて、普段は少しよれたスーツを着ている。

普段は温厚で優しい人物である。子供の相手は得意。しかし挑発に乗り易く、周りが見えなくなることも暫しある。阿木斗に妻と子供を喰われており、復讐をしようとしたが、相手は全く覚えていなかった。

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