出会いと始まり
アイマスク
第1話
4000キロ…
人生は、ほんの一瞬で全てが違う方向に転換することがある。
あの時の選択により、私は大きな愛と幸せを
手に入れた。
その日私はいつもとは違うことをしてみたい
気持ちになっていた。
心のどこかで刺激を求めていたのかもしれない。
用事を済ませ、いつもとは違う帰り道で
帰宅することにした。
帰り道の途中に気になる店があり、寄ってみた
初めて入る店。胸が高鳴る自分がいた。
店主に、おすすめ商品を聞いたり世間話をしていると、そこにその店の常連の男性が
現れた。
その男性は、店主と仲が良いらしく、話が盛り上がっている。
私は、店主のおすすめ商品をみながら、なんとなく会話に耳を傾けて聞いていた。
どうやら、旅行の話をしているようだ。
それから、モノの見方・生き方・色んな話をしている。
楽しそうに笑うその男性の笑顔に、いつの間にか引き込まれている自分がいた。
私は、少しその男性の事が気になっていた。
男性が店から去った後、『また会って話がしたい』という気持ちになっていた。
寄り道をし、すっかり遅くなってしまったので
急いで帰宅をし、家事を済ませ、いつものようにSNSをチェックした。
ふと…、昼間に会った男性の事が気になり
調べたくなった。
SNSの検索に店主から聞いた男性の名前を
入れて調べてみる。
胸がドキドキしていた。
「この人だ!」思わず声をあげてしまった。
すぐに、メッセージを送ればいいのだが、
恥ずかしさが邪魔をしてなかなか行動に起こせない自分がいた。
とりあえず、男性の投稿に『いいね!』を
押してみた。
こんな風にドキドキした気持ちは久しぶりだった。
そして、その男性と会った日から、5日が経とうとしていた。
ある日ふと、未読のメッセージに目がいった。
メッセージを開いてみるとその男性からの
メッセージだった。
「こんにちは。昨日お会いした方ですか。良かったら友達になりませんか。」
嬉しさと同時に、少し恥ずかしい気持ちがあった。
「はい。またお会いしてお話したいと思っています」
そう、返事を返した。
メッセージを返しながら、胸がドキドキしている自分がいた。
そして、男性から「ドライブしませんか」
と誘われ、ドライブの約束をした。
急な展開に、戸惑いと同時にこの先に起こるであろう、楽しい出来事に胸が高鳴っていた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます