『小さなお話し』 その18

やましん(テンパー)

『ふけばとぶよなあたま』

 

  👻  これは、もちろん、フィクションです。  👻


 

  **********   **********



  やましんは、かなりな、ドライヘッド(乾燥頭)で、ドライアイで、ドライマウスで、ドライノウズで、ドライハートで、ドライバックで、ドライローワーハーフで、しっしんの王者で(なんだそりゃ?)、まあ、ようするに、どこもかしこも、体も心も、いつもかゆくて、またく、どこにも潤いというものがありません。


 探査機で探し回っても、水分が見つからないくらいです。


 そこで、まあ、日にもよりますが、ふけがおおくてこまります。


 お薬も使うのですが、きりがありません。



 ある日の夜中のこと、ついに、破滅的な、もうれつな、ふけにおそわれました。


 あたまを、かけばかくほど、大量に発散されます。


 しかも、まるでポテチのように、やめることができません。


 一種の快感でも、ありました。



          🌞


 

 夜明けになりました。



 やましんの頭は、すっかり、無くなっていたのです。



 やれやれ。





   ********** 🧠 **********  おしまい








 








 







 

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『小さなお話し』 その18 やましん(テンパー) @yamashin-2

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