#005 「頼りになる先輩の話」

 芝木さんは、勤めている会社の大事なプレゼンの為に先輩と一緒に福岡まで出張し、カプセルホテルに一泊したことがあったそうです。


 すると、頭は翌日に控えたプレゼンのことでいっぱいの筈なのに、何故か就寝中、小学生の時の楽しい運動会の夢を見てしまいました。


 朝になって目覚めてもあまりにリアルな夢だったせいか頭の切り替えが出来なくなってしまい、思わず先に起きていた先輩に「先輩、俺はプレゼンと運動会、どっちに出ればいいんですか」と尋ねてしまいました。


 先輩が顔色ひとつ変えずに「プレゼンだ」と言ってくれたので、一発で現実に戻って来れたといいます。

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