自衛隊員が転生してものんびりサバイバルしか送れない。

のぶよし

第1話おじさん達が異世界?へ転生?したぞ♡

202X年の総火演が終了。10式戦車と16式機動戦闘車などは整備に移る。みんなで掃除をしたり、掃除をしたり。


「ふぅー。やっと終わったー。」


「いやー、今日は去年よりも緊張したなあ。」


「お前さんの妻、今日来てるんだって?」


「子供も連れてな」


「俺の友達なんか家族で来てるぞ」


「おお、家族全員当たったのか?」


「まぐれでな」


「がっはっはっは!!」


みんなで話をする。コミュニケーションを取るのはとても大切なことだ。


そう香取1尉と中島1尉は思っていた。


そのため、演習などが終了し、休憩時間になったらなるべく話すようにしている。(やることはやってからだが)


休憩時間が終わり、今日使った車両を移動させる。


仮置き場に到着し、休憩しようとしたその時、地震が発生。


最初は揺れが小さく気にもとめていなかったが、揺れが長く、段々大きくなってくる。


「おい!危険な物から離れろ!!」


「そっち大丈夫か!!」


「うっ、うわぁー!!」


急に誰かが叫ぶ。すると丁度自分達がいた場所がガクン、と落ちていく感覚がする。


「誰かあー、助けてくれぇー!」


聞いている人がいるのか分からないが香取1尉がそう大きな声で叫んだ。








意識を失ってからどれほど時間が経ったのだろうか。


香取1尉はふっと目が覚めて起き上がった。そこには気絶する前と同じ光景が広がっている。


いや、微妙に少し違う。車両の位置や物は同じだが、周りには無数のダンボール、木箱が置いてあり、自分以外の隊員が悪夢を見ているかのように横になり、目を閉じたまま暴れている。


そして何より、ここは落下する前にいた場所では無い。開けていた砂利道が林の中の様になっているのだ。


「なっ、なんだここは!!どこなんだ!!誰かっ!目が覚めている人は居ないのか!!」


すると1人の隊員が起き上がり、小走りで近寄ってきた。


「自分は16式機動戦闘車、3号車砲手、堀部悠介3尉です!」


「10式戦車、1号車小隊長、香取護1尉だ。今どうなっているか分かるか?」


「今目を覚ましたばかりなのでよく分かりませんが、場所が変わってますね。本部に通信してみましょうか?」


「頼む。」


最初に起きたのが彼でよかったと心から思う。


普通の人であればパニックを起こしてしまうだろう。いや、隊員でも起こしてしまう奴は起こすか。


そんなことを考えているうちに堀部3尉が戻ってきた。


「だめです。繋がりません。」


「やはりそうか。」


「何故こうなったか分かったのですか?」


「気づかんかね。これはいわゆるあれだ。」


「あれと言いますと?」


「我々は"異世界へ転生のようなこと”をしたんだ。」


「転生・・・ですか?」


「そうだ。」


こうして我々は転生したという事実を受け入れる事にした。









----解説及びあとがき---------------------------------------

総火演

総合火力演習だったはず








はい。暇だったので書いてみました。こっちは息抜き的な感じで書いていく予定です。おじさん達が異世界へってなにか新鮮な感じがします。ちょこちょこ更新するので良ければコメントやレビューよろしくお願いします!

読んで頂きありがとうございました!!

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