母の半分がなくなった

第76話11月25日願ったらかなわないのか？

3時半に目が覚め、しばらく布団の中

4時に、観念して起きてしまうことに

予定では5時起き、食事等して6時45分に家出ることになっていたのだけど

昨夜、22時前に寝てしまったので、このざまだ

気持ちがざらざらしている

遠いリハビリ病院へ行ってしまう

簡単には会えなくなる

安いドラマでよく聞くそんな一文が思いのほかのしかかる

近所に大きい特養があるのだけど、そこにリハビリ施設とかないのかなと妄想する

だったら毎日行けるのに

俺が母に会いたいという以上に

母のメンタルが心配なんです

その一方で、俺の体力が限界になってきてもいる

精神は、参ってはいるものの、先がないとは知ってはいても

それでも、と思えるだけの余力はあるよう

体力は如実に限界

足や腰が重くて、一度寝たら動けない

目が開けていられない

時折頭に疼痛が走る

動くと数秒で、ふうふう言ってしまう

リハビリ病院へ転院した後

ひどい言い方だが、通うという日課がなくなれば

少しだけ、体を休めることができる

その思いは、正直、ある

ただし、今度は精神の方が限界を迎えそうで

早く回復してくれたらと願う

願うといえば、家

改修する必要があるなあと思い悩んでいる

あそこをああしてここをこうして、と、それこそ妄想じみた改修・改築案を思い巡らしていると

階段上がったところの天井の一部が、はがれてきた

でろんと、下に、ベロのように

本当にさ

なんで俺が願うとその逆のことが起こるんだ

母の回復も、願ってはいけないのか？

願ったらかなわないのか？

願わずにいれるほど、強くないって