序 章 呼応、醒覚 side─××××─

何処からだろう、私を呼ぶこえがする。



​─────だれ?



初めて聞く声、なのになつかしい気がするのは何故だろう?



​─────あ、そうか



私は、ずっと『あの人』が呼んでくれるのを待っていたのだろう。



​─────ずっと、さびしかった



でも、もう大丈夫。



​──────待っててください!



「すぐ、逢いに行きますからっ!」

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