第24話 ライブが終わり、二学期へ

夏休みもあとわずかな時、昴は暁美夜の

ライブに向けてライブハウスでリハを

していた。


美夜にとっては初めて千人以上が入る

ライブになるので慎重だった。

それを昴が気楽にやれと声をかけたり

して美夜を落ち着かせた。


控え室では安部が相変わらず昴を誘う。


「霧島君、なんかもうベテランミュージシャン見たいね。まだ数回しかライブしてないのに」

「何回もやればなれる」

「じゃあ次はプロとして」

「断る」

「もう、素直じゃないんだから。嫌だったら手伝わないでしょ?あなたなら」

「そうだな。まぁただのバイトだ。稼げるからな」

「プロならもっと儲かるわよ。あなたなら

絶対売れるから」

「まぁ考えておいてやるよ」


昴は迷っていた。本当はやってもいいが

あまり目立ったりはしたくない。でも

少しだけ、ライブをする事が楽しく

なっているのに気づいていた。


そうして、ライブ当日。昴は勇也達を呼び

チーム霧島が見に来た。その中に当然

めぐみも居て、昴はめぐみにライブに

出ないかと誘った。


めぐみは今回は見てるわと言った。なので

予定通りの進行になる。


時間にライブが始まる。美夜は落ち着いて

いて、ロックののりを出している。

すると、メンバーを見た客の中であれ

めぐみのライブに出てたメンバーじゃ

ないかとざわついた。昴はサングラスを

しているが、そのスタイルは一緒なので

気づくやつもいた。


だから美夜がMCの時のメンバー紹介で

昴がめぐみのライブに出ていたと

話した。昴は何も話さなかったが

演奏で客達に答えた。


ライブは盛り上がり、あっと言うまに

ライブは終了した。


客が居なくなったステージに昴は一人

残っていた。


「どうしたの霧島君」

「どうもすないさ」


美夜やめぐみ達が来た。すると昴はキーボードを弾き始めた。その音を聞いて安部達

スタッフもやって来た。


昴は座って演奏している。その音に全員が

聞き入っていた。

それはもう昴のソロライブの様だった。


それから美夜達は打ち上げをする為

昴の店に向かった。昴はそのまま

仕事をした。


昴は部屋に戻り、侑子に食事を作り

少し話しをしてから眠った。


翌日、最後の夏休み。昴はバイトも休みに

して一人出かけた。


一日出かけ、夜に帰ってきた。昴は

キーボードを弾く。今は暇があれば

弾いていて、昴はキーボードを弾いて

いると嫌な事を忘れれると感じていた。


そして夏休みは終わり二学期が始まる。


二学期が始まり学校ではすぐに学校行事の

文化祭に向けての準備が始まる。


昴のクラスにはめぐみがいるのでその

めぐみを中心に何か出来ないかと

帰りのホームルームで話し合っていた。


そうして話しあった結果、演劇をする

事になった。めぐみがヒロインで

その相手の主役をやるのは当然、クラス

全員が昴を推薦するが、やはり昴は

断ったが、めぐみやチーム霧島に進め

られしかたなく承諾した。


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