第23話 水着と海と本気の告白!?

夏休みも後数日、昴は夏休み初日に宿題は

終わらせている。なのでゆっくり出来るが

今年の夏は色々ありすぎた。


その夏休み最後のイベントがまだ二つ

残っている。一つは美夜とのライブで

もう一つが、今日行われる学校行事の

水泳大会だ。


以外にも盛り上がるうえに今年は例年の

数倍以上期待している生徒達がいた。

それは男子生徒達で、その狙いはめぐみ

だ。有名人かつ、アイドルなうえ巨乳

だから男子が盛り上がらないわけがない。


しかも、生徒会の粋な計らいでめぐみの

ライブが行われる。


このライブには昴は出ない。本当なら

水泳大会自体もサボろうと思っていた

のだが、めぐみにライブも見てほしい

とせがまれたのでしかたなく参加した。


いつも通り教室でホームルームをしてから

体育館に向かう。さすがにプールでは

ライブが出来ないので体育館で最初と

最後にライブをする。


最初のライブが終わり、大会が始まる。

プール会場がざわついた。めぐみが

水着で来たからだ。同じクラスの男子も

いつみてもいいと鼻の下をのばすが

一人だけ普通な男子がいた。当然、昴だ。


「霧島君!どう、私の水着!」

「ただの水着だろ」

「本当に一ミリもぶれないわね」

「しかたないわよめぐちゃん」

「うん。霧島君に感想を求めるのは無駄」

「まぁそうだけどね」


凛達もスタイルは良く、めぐみといると

全男子から見らる。これがチーム霧島の

女子達だ。


そうして、大会も順調に進み、めぐみは

あらゆる競技で学校の新記録を出した。

そして昴も新記録を出したり、クラス対抗

リレーではめぐみが最初でリードを取るが

途中で抜かれ、ダメかと思ったが、昴が

全てを抜き、一位になった。


大会も終わり最後は体育館でめぐみの

ライブをして無事に水泳大会は終了した。


でも、昴達、チーム霧島は海にいた。


それは、めぐみが昴に学校のじゃない

水着を見せたいと言い出し、チーム

霧島で海に行く事になった。しかも大会

の二日後に。


昴と勇也は先に出てきた。


「やっぱ夏は海だよな霧島」

「プールで十分だろ」

「嫌々、ここだと大人もいるからすごいの

が見れるぞ」

「俺には関係ない」

「少しぐらいはエッチな風に見ても

いいんじゃない」


めぐみ達がやってきた。めぐみは当然、

帽子とサングラスで顔を隠しているが

そのスタイルと凛達も加わりビーチ中

の視線を集めた。


当然ナンパも来るが、昴が全部追い返す。

とりあえず夕方まで遊び、帰る前に

めぐみが昴を呼び出し、人の少ない方に

行き、二人きりになった。


「霧島君、やっぱり楽しめない?」

「ああ。無理だな」

「どうすればあなたを楽しませれるの?」

「それは出来ないから諦めろ」

「諦めないわ。私はあなたを振り向かせる!絶対に」

「もう、お前の事はわかったんだから

それでいいだろ?」

「確かにそうだけど。今は本気であなたが

好きなの!だから」


めぐみは本気で告白した。それでも

昴は。


「悪いが俺は誰とも付き合うきはない!

だが、俺の氷ついた心を溶かしたいなら

頑張りな。今の俺は自分でも少し氷に

ひびが入っているからな」

「わかったわ!必ずあなたの氷を私が

溶かしてあげる」


めぐみは改めて昴を本気で振り向かせる

決意をした。



  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る